ドコモは、5G対応のモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION SH-52B」を2021年9月10日(金)に発売する。
■「Wi-Fi STATION SH-52B」
公式オンラインストアでは、9月7日(火)10:00より購入手続を受付する。ドコモショップなどでは取り寄せで購入できる。
ドコモが個人向けに販売する5G対応のモバイルWi-Fiルーターは、2020年6月に第一弾の「Wi-Fi STATION SH-52A」が、同じくシャープ製で発売されている。
■「Wi-Fi STATION SH-52A」
「Wi-Fi STATION SH-52A」は、5Gのsub6とミリ波に対応するほか、本体に2.5Gbps対応の有線LANポートを内蔵するなど、2020年の発売時点でスペック的には”全部入り”の仕様だった。
しかしながら、実際に仕様してみると本体の発熱が大きくなる(特に有線LANポート利用時)ためか、使用中に突然動作が停止するなど、熱対策を適切に行わないと安定して使うことが難しいこともあり、実用面では使いどころが難しい製品だった。(寒冷地で使うと別の評価になるかもしれないけど…。)
新モデルの「Wi-Fi STATION SH-52B」では、
・5Gミリ波に非対応(sub6のみ対応)
・有線LANポートを内蔵→クレードルで対応に変更(速度も1Gbpsにダウン)
など、スペックダウンしている点がいくつかある。それでも、本体サイズが前モデルと比較してコンパクト・軽量になっており”モバイル”しやすくなっている点、本体価格が割安になっている点などを含めて、フツウに持ち運びして使える端末に仕上がっていることに期待。
■Wi-Fi STATION SH-52B / SH-52Aとのスペック比較
項目 | SH-52B | SH-52A |
---|---|---|
発売日 | 2021年9月 | 2020年6月 |
本体価格 | 35,640円 | 68,904円 |
5G |
下り最大 4.2Gbps 上り最大 218Mbps |
下り最大 4.2Gbps 上り最大 480Mbps |
4G LTE |
下り最大 1.7Gbps 上り最大 131.3Mbps |
下り最大 1.7Gbps 上り最大 131.3Mbps |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
有線LAN | クレードル(1000Mbps) | 内蔵(2.5Gbps) |
同時接続台数 | Wi-Fi 16台+1台 | Wi-Fi 16台+有線 1台+USB 1台 |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 4,000mAh |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
USBテザリング | 対応 | 対応 |
サイズ | 74×108×15.7mm | 84×157×16mm |
重さ | 約166g | 約268g |
ドコモは、5G対応のモバイルWi-Fiルーター向けのプランとして、従来の”データプラン”に該当するような通信プランは特別提供していない。「Wi-Fi STATION SH-52B」は、スマートフォンと同様の「5Gギガホ プレミア」や、「データプラス」などのプランで利用できる。
ドコモオンラインショップの「Wi-Fi STATION SH-52B」販売ページは以下にて。
Wi-Fi STATION SH-52B – ドコモオンラインショップ