5G対応ホームルーターの月額料金・速度制限・セット割などを比較

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NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクから5G対応ホームルーターが出揃ったので、各社のホームルーターサービスの月額料金・速度制限・スマートフォンとのセット割などの比較。

今回ドコモの「home 5G」、KDDI(au)の「ホームルータープラン5G」、ソフトバンクの「SoftBank Air」の3サービス。

■各社の5G対応ホームルーターのサービス比較

提供会社 NTTドコモ KDDI ソフトバンク
料金プラン home 5G ホームルータープラン5G Air 4G/5G 共通プラン
月額料金(割引後) 4,950円 4,620円
(25か月)
5,368円
登録住所以外の利用 禁止 禁止 禁止
本体価格 39,600円 39,600円 71,280円
月々サポート等 ▲39,600円
(1,100円×36回)
▲39,600円
(1,100円×36回)
▲71,280円
(1,980円×36回)
通信速度制限
対応ネットワーク ドコモの4G/5G WiMAX 2+(B41)
au 4G LTE(B1/B3以外)
au 5G(n78)
ソフトバンクの5G/4G
通信速度・容量制限 当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い場合、それ以外のユーザーと比べて遅くなる場合がある 直近3日間で15GB以上で速度制限(翌日18〜26時)、最大1Mbps程度 夜間はサービス安定提供に伴う速度制限により、速度が低下する場合がある
通信容量制限 なし スタンダードモード:制限なし
プラスエリアモード:月間30GB
なし
セット割引
割引対象回線 ファミリー割引グループ 本人と家族 本人と家族
割引額(最大) ▲1,100円 ▲1,100円 ▲1,100円

※各種料金は税込(税率10%)

指定住所以外での利用禁止、”実質0円”は3社共通

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの5Gホームルーターは、3社共通して契約(登録)住所以外での利用が利用が禁止されているほか、本体代金の分割支払した際の支払い額と、通信料金からの割引を差し引くと、本体代金が「実質0円」となる点では同一。ただし、本体代金についてはソフトバンクが割高な設定(詳細は後述)。

5Gホームルーターのサービスは、契約住所以外での利用ができないため、設置場所での電波状況によって通信速度が大きく変わるので、同じ住居・マンション室内でも、電波状況が良い場所に端末(ルーター)を設置することで、より快適な通信速度が得られる。

ただし、そもそも”電波が悪い環境”であったり、大量の通信を行うユーザーが多いエリアなどの事情で、サービススペック通りの通信速度が期待できないケースがある点は注意。ホームルーターを契約する前に、設置場所での通信速度をスマートフォン向けのスピードテストアプリなどで確認することをオススメ。

ドコモ:home 5G

ドコモの「home 5G」は、2021年8月に開始された新しいサービス。ドコモとしては初のホームルーターサービスとなる。

光回線を使った「ドコモ光」と同様に、同一のファミリー割引グループ内のスマートフォンなどの月額料金を割引する「ドコモ光セット割」が適用できる。セット割による割引は、1回線あたり1,100円で、ギガホ・ギガライトなどのプランが対象。旧シェアパックなどは割引の対象外。

なお、2021年9月14日時点で公式オンラインストア「ドコモオンラインショップ」では品薄となり、商品は事前予約のうえ購入する必要がある。

ドコモオンラインショップの「home 5G」紹介は以下にて。

au:ホームルータープラン5G

KDDI(au)が提供する「ホームルータープラン 5G」では、UQコミュニケーションズのWiMAX 2+サービスから引き続き、「直近3日間の通信量に基づく速度制限」があり、直近3日間の通信量が15GBを超えると、18時〜翌26時(AM02:00)の間、通信速度が最大1Mbps程度に制限される。

通信速度制限の対象にならない容量(3日間で15GB未満)で使ったり、事務所など日中時間帯の回線として使ったり、速度制限の対象となる時間帯には使わない用途では有力な選択肢と言える一方で、長時間の動画閲覧や大容量のゲームのダウンロードに利用するなど、速度制限の対象となる場合には注意が必要。

また、これまでauのホームルーターは、UQコミュニケーションズと同様に利用場所に特段の制限は無かったけれど、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」では、設置(利用)先住所として登録する住所以外では利用が禁止される、auオンラインショップでは申込みができないなどの制限がある。
※モバイルタイプの「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」はオンライン申込→自宅受け取り可能。

auオンラインショップは以下にて。
au Online Shop

UQコミュニケーションズも「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を提供している。UQ版を契約して使うと、これまで通りモバイルして使うことも可能。(UQとの契約では、利用する住所に制限は無い。ただし月額料金がau版と異なる)。

UQコミュニケーションズの公式オンラインストアは以下にて。
UQ WiMAX

ソフトバンク:SoftBank Air

ソフトバンクの「SoftBank Air」は、これまでの「SoftBank Air」の5G対応版。

従来の「SoftBank Air」と同様に、通信容量に基づいた一律の制限は行わないものの、利用が集中する時間帯はサービス安定提供に伴う速度制限を行う場合があると、プレスリリースに注記がされている。

総量規制は、一定期間に一定以上の通信を行うユーザーに対する通信速度の制限です。なお、データ容量の制限はありませんが、ご利用が集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供に伴う速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。SoftBank Air の
速度制限などについては、こちら(https://www.softbank.jp/ybb/air/data-about/)をご覧ください

掲載元:SoftBank Air に 5G 対応プランが登場!新料金プランを 9 月 15 日に提供開始

なお、9月15日現在、ソフトバンクの公式サイトからは、「Air ターミナル 5」を申込みできない。これが10月以降は可能となるのか、Webサイトでは「Air ターミナル 5」が申込み・購入できないのかは不明。

このほかに、SoftBank Airは、集合住宅で申込みできる階数に制限があり、11階以上では申込みができない。また、この条件に該当しない場合でも、ソフトバンクのネットワークがエリア内であっても、住所によってはサービスの申込み自体が受付されない(その理由は不明)。

また、対応料金プランの「Air 4G/5G共通プラン」には、契約期間や解除料の縛りはなく、解約に伴う解除料金などは発生しない。ただし、本体代が他サービスと比べて2倍近い設定であり、解約に伴って「月月割」が適用されなくなることで、本体代金の割賦支払分が実質的な解除料金に近くなる。

端末代の負担額は、71,280円 – ▲1,980円 × 契約月数で計算できる。12か月で解約する場合は47,520円、24か月で解約する場合は23,760円、36か月で解約すると0円になる。

ソフトバンクの公式サイトは以下にて。
【公式】SoftBank Air(ソフトバンクエアー)工事不要!おうちのWi-Fi | インターネット・固定電話 | ソフトバンク