UQコミュニケーションズの5G対応サービス「WiMAX +5G」向けの通信速度制限が「直近3日間で15GBを超えると一律制限」から、「一定期間内に大量のデータ通信」があった場合に「制限する場合がある」変更されたので、実際に直近3日間で15GBを超えても速度制限が適用されないのか?を確認してみた。
結論から言うと、制限に関するルール変更後は、直近3日間の通信量が15GBを超えても制限されないことがあり、制限が適用されない状態の通信速度は、(当然ながら)通常時と同じ通信速度で利用できる。
■直近3日間のデータ通信量が約30GBに
結論からいうと、従来の基準(直近3日間で15GB)であれば、速度制限の対象となる通信量を超えても、速度制限対象となる時間帯においても、通常時と変わらない通信速度で利用が継続できた。ただし、これが全てのケースで当てはまるとは言い切れない点は注意して頂きたい。
■直近3日間のデータ通信量が約30GBでも制限なし
UQコミュニケーションズの新たな制限は、基準値が明記されなくなってしまったので、その点について解りにくくなったとも言えるけれど、基本的には「直近3日間で15GB」の制限を緩和する方向で速度制限に関するルールを変更したと言える。
スピードテストの結果だけでなく、従来基準であれば制限対象となる時間帯で、パソコンからストリーミングでAmazon Prime Videoの映画を正常に見ることができたし、その他Webサイトの閲覧などなどについても、通信速度制限による速度不足を感じることは無かった(=このパターンでは、制限が適用されていないものと推測できる。)
WiMAX +5Gサービスでは、従来のWiMAX 2+網に限らず、auの4G LTE(B1)や、5G(n78)も月間容量の制限を受けずに利用できるため、WiMAX 2+単体での利用と比べると、通信品質が改善するエリアが広がっている。
■ギガ放題プラス/ギガ放題の比較
料金プラン |
ギガ放題プラス (WiMAX +5G) |
ギガ放題 (WiMAX 2+) |
---|---|---|
対応ネットワーク | 5G、WiMAX 2+、au 4G LTE | WiMAX 2+、au 4G LTE |
通信速度制限(条件) |
一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合 |
直近3日間で10GBを超過した場合 |
通信速度制限(時間帯) |
混雑する時間帯(詳細非公開) |
翌日18時〜26時 |
通信速度制限(速度) |
制限を行う場合がある |
1Mbps |
月額料金 (各種割引適用前) |
5,005円 | 4,455円 |
月額料金 (各種割引適用後) |
4,268円 | |
月間容量制限なしで 繋がるネットワーク |
5G(n78) au 4G LTE(B1/B3) WiMAX 2+(B41) |
WiMAX 2+(B41) |
※各種料金は税込(税率10%)
2022年2月の制限変更により、通信速度制限については「緩くなった」と言える反面、制限緩和に伴って通信量が増大していけば通信品質が低下していくのは避けられない面もあるので、どの程度の通信量(やその他条件)で速度制限を運用していくのかは、引き続き注視したいところ。