2022年がもうすぐ終わるので、今年取り組んだスマートホーム関連の出来事のまとめ。
■2022年に起きたスマートホーム関連で取り組んだこと
・小学生になった子どもにスマートキーを持たせる
・子どもが帰宅したのを、玄関カメラで見守り
・部屋に人が入ってきたら照明ON、居なくなったら照明OFF
・子どもが服用する薬のルールを管理するようにルーティン設定
・冷蔵庫の閉め忘れをスマートスピーカーに通知する
・ロボット掃除機を怖がるので猫シールを貼ってみた
小学生になった子どもにスマートキーを持たせる
2022年中の大きな出来事は、春から子どもが小学校に通うようになって、学校から1人で帰ってくるようになったこと。
家の鍵を正規の方法で複製すると6,000円〜7,000円ぐらいのコストが発生するのと、無くしたり落としたりしないように子どもがカギを管理することや、紛失した際に部屋中を探したりすることを避けたい…と考えたのでスマートロックを導入することに。
導入するスマートロックの要件は、
・スマートフォンを持っていなくても子ども自身が解錠/施錠できること
・落とした、無くした時にすぐに無効化できること
・遠隔での施錠/解錠ができること
といったあたりで、選んだのはQrio LockとQrio Keyの組み合わせ。
Qrio Keyは、スマートフォンを持たなくてもQrio Lockのカギを施錠・解錠するためのツールで、紛失した際は管理機能を使って紛失したカギ(Qrio Key)を無効化できるのが導入の理由。
幸いなことに、子どもがQrio Keyを持ち運ぶようになってから約8カ月の間、Qrio Keyを紛失したりする事故は発生していない。
(いちおう、近所で落としたらすぐに回収できるように、Qrio Keyには親の連絡先を貼り付けている。)
■通学用のランドセルにQrio Keyを取り付け
子どもが小学校から帰宅する時間には、両親のどちらかが在宅するようにしているので、子どもが自らQrio Keyでカギを開けて帰宅する機会は極めて限られているものの、通常の家の鍵を落としたり家の中で見つからなくなってしまうような事故をあまり心配することなく(発生したらとりあえず無効化すれば良い)過ごせている。
加えて、Qrio Key + Qrio Lockの組み合わせに関しては、インターネット接続に依存しないので、解錠/施錠するためのスマートフォン側あるいは、Qrio Keyを設置する宅内のインターネット接続に何らかの障害が起きても、最低限施錠と解錠は行える。
AmazonでのQrio Lock+Qrio Keyのセット販売ページは以下にて。
子どもが帰宅したのを、玄関カメラで見守り
スマートロック(Qrio Key)と合わせて導入したのが、ドアベルのGoogle Nest Doorbell。
訪問者をリモートで確認しながら音声通話的なコミュニケーションができるので、子どもがカギを持たずに外出→外出中に別の家族も外出→子どもが帰宅したらカギが開けられずに詰む…という問題を回避できる。
最大の問題は取り付け。賃貸住宅に設置するので、玄関に穴を開けたり既存のドアベルを取り替えたりすることなく、既設のドアベルの隣にGoogle Nest Doorbellを取り付ける方法を考えることに。
当初、賃貸住宅での設置は難しそう…と思っていたけれど、強めの両面テープを使えば、特別な工事をすることなく本体を取り付けすることができそう。と気付いたので試してみた。
両面テープで導入してから8カ月ほどの間、テープが剥がれて落下したりするような大きな問題無く運用できている。バッテリー式のため、定期的に(おおよそ1カ月に1回ぐらい)充電が必要になるのは若干手間がかかるのは避けられない。
それでも、訪問者がドアベルのボタンを押すと、スマートディスプレイ(Google Nest)やスマートフォンに通知が受取できるので、リモートワークなどなどで集中して作業をしている場合や、イヤホンなどで耳が塞がっている状態でも、宅配便の受取などを逃す心配が無い。(最近は割と置き配でokな事業者が多くなっているけれど…。)
おおむね満足しているけれど、Doorbellを押した際に、スマートディスプレイやスマートフォン側に通知が飛ぶまで、約10秒ぐらいの時間がかかり、レスポンスに時間がかかるのは悩みどころ。
Google StoreでのGoogle Nest Doorbell販売ページは以下にて。
Google Nest Doorbell(Battery Type)- スマートドアベル
部屋に人が入ってきたら照明ON、居なくなったら照明OFF
2022年1月に国内でも利用できるになったAlexa関連の新機能として、部屋に人が在室している/していないを検知できるようになった。
スマートスピーカー/ディスプレイに呼びかけることなく、在室している・していないをトリガーに、照明のON/OFFなどのコントロールを実行できる。
AmazonのWebサイトでの在室感知型アクションに関する説明は以下にて。
Alexaの在室感知定型アクションの仕組み – Amazon
コンピュータビジョンを使用する端末: Echo Show 10(第3世代)、Echo Show 8(第2世代)、Echo Show 5(第2世代)
超音波モーション検知を使用する端末: Echo(第4世代)、Echo Dot(第4世代)
■Alexaが「人を検知」できるように
人感センサーなどが付いていない照明を設置している部屋に置いたAlexaで、「人を検知されたら電気をONに」、「人が検知されなくなったら電気をOFFに」を設定してみた。機能としては期待通りに動いているので満足。
タブレットやPCで映画などのコンテンツを見る際に、部屋の照明を落として見る場合でも、意図せずに電気がONになることが無いのは予想外の挙動だった。ただ、「人が検知されていない」と判定されるまでの時間がやや長いので、この点は改善されると良いなと。
在室検知に対応するEcho Dot(第4世代)の販売ページは以下。
※Amazonのセールタイミングで割安になるので、購入はセール開催時がオススメ。
子どもの薬服用をルーティンで管理
Googleアシスタントのルーティンに遅延実行が組み込みできるようになったので、ルーティンに割り当てする機能を組み替え。
「遅延実行」は、ルーティンで実行するコマンドの待ち時間を指定する機能で、ルーティンに含まれる実行内容に「n分後に実施」などが設定できる。
新規のルーティンでは割と前からできていたけど、既存のルーティンに組み込みができるようになったのを確認したのは2022年10月頃(関連エントリ)。
これを使って、子どもが飲む薬のルール(薬を飲んでから1分は薬を飲み込まずに舌下に置いて待機、その後5分間飲食禁止)をルーティンで管理するようにしてみた。
ほかにも、「日の出の時間になったらカーテンを開ける」とか「日の入りの時間になったらカーテンを閉める」などのルーティンで、なぜか1回でカーテンがちゃんと開閉できていないことがあるので、多重化する意味で遅延実行でカーテンを開ける・閉めるを追加してみた。
■日の出/日の入りにあわせたカーテン開閉を遅延実行で多重化
なお、カーテンの開閉を自動化している理由は朝日でスッキリ目覚める…みたいな理由ではなく、単純に室内にモノが多すぎてカーテンまで手が届かないため。
SwitchBotカーテンのAmazonでの販売ページは以下にて。
冷蔵庫の閉め忘れをスマートスピーカーに通知
(主に子どもが)冷蔵庫の閉め忘れを防止する策として、冷蔵庫内に設置した温度計の温度上昇をスマートフォン経由でスマートスピーカーに出力する設定にしてみた。
仕組みとしては以下。
・冷蔵庫内に温度計を設置
・温度計の温度が一定以上になったらスマートフォンに一定時間ごとにアラート通知する
・スマートフォンの通知をスマートスピーカー(ディスプレイ)に出力する
■冷蔵庫の中に温度計を設置(SwitchBot温度計)
スマホ通知の音声読み上げについては、Galaxyスマートフォンの「Bixby Routines」を活用して、「自宅に居る間(日中)は、スマートディスプレイ経由で指定のアプリ通知を読み上げ」を有効にしておくと、スマートホーム関連アプリや天気アプリの雨雲接近通知を読み上げる設定にできる。
■Galaxyスマートフォンの「Bixby Routines」で通知を読み上げ
ここに至るまで、冷蔵庫にドアセンサーを設置して「開けっぱなし」を通知する設定にしてみたり、いろいろとトライ&エラーをしてみたけれど、ドアセンサーや冷蔵庫本体機能の開けっぱなし通知では、子どもが力強く閉めたドアの反動で「うっすら開いた状態」を検出できず、冷蔵庫が開けっぱなしになっていることにしばらく気付かない事故が起きた。
■ドアセンサーでは「微妙に開いた状態」の検出が難しかった
この仕組みでは、各種システムが正常に動作していれば温度の上昇をスマートスピーカー経由で家族の共有スペースに通知を流せるので、仮に子どもが留守番中に冷蔵庫を開けっぱなしにすることがあっても、早いタイミングで事故に気付けるハズ。
SwitchBotの温度計の販売ページは以下にて。
ロボット掃除機に猫シールを貼ってみた
在宅中にロボット掃除機を稼働させると、子ども(2歳)が泣き出すので、子どもが在宅中にロボット掃除機をかけることができない問題を、本人がお気に入りのシールを貼ることで解決した。
■ブラーバをお気に入りのシールでデコる
なんでこれで解決できるのか良くわからないけど、本人が満足しているのでヨシ。
■稼働中のブラーバを応援するようになった
ロボット掃除機は、掃除機を稼働させるために床に散らばるオモチャなどなどを片付ける必要はあるものの、「いってきます」のルーティンに組み合わせて掃除機を稼働させるようにしておけば、外出中に床掃除をしてくれるので便利。