JR東海は、東海道新幹線が2014年10月に開業50周年を迎えることを記念し、新幹線『こだま』のグリーン席が最大で50% OFF(東京 〜 新大阪間)になる『こだま☆楽旅IC早特』の販売を6月14日(土)より開始している。こだま☆楽旅IC早特の特長は、設定期間中はいつでも(繁忙期を含めて)割引が可能、利用期間が2015年3月末までと長期になっている、東海道新幹線の全17駅間が対象(隣接駅など一部除く)になる。などの点がある。
JR東海のお知らせは以下より。
【おトクなお知らせ】東海道新幹線開業50周年記念商品「こだま☆楽旅IC早特」を発売します!|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約
いつもエクスプレス予約をご利用いただきまして、ありがとうございます。
東海道新幹線は、平成26年10月で開業50周年を迎えます。
エクスプレス予約では開業50周年を記念して、「こだま」号のグリーン車がお手軽なおねだんでご利用
いただける「こだま☆楽旅IC早特」を平成26年6月14日から発売いたします。
『こだま☆楽旅IC早特』の主な区間の価格は以下。
東京・品川 ⇔ 静岡:5,930円 (通常 8,580円)
東京・品川 ⇔ 名古屋:8,900円 (通常 14,470円)
東京・品川 ⇔ 京都:9,370円 (通常 18,380円)
東京・品川 ⇔ 新大阪:9,500円 (通常 18,920円)
※価格は全て税抜
『こだま』で東京 〜 新大阪間を移動する場合、時間そのものは『のぞみ』を利用した場合(2時間30分前後)と比べて1時間30分程度余計にかかるものの、『こだま☆楽旅IC早特』では通常価格よりも安く新幹線のグリーン席を利用することができるので、時間に余裕がある場合はオススメ。
東京 〜 新大阪間は、LCCではPeachとジェットスター・ジャパンが就航しているものの、利用する空港が中心部から遠いために、空港 ⇔ 市街中心地までの移動コスト&時間を考えると、実は『こだま』を利用した場合と所要時間が大きく変わらない。
参考までに、LCCのジェットスターを利用して首都圏からJRの梅田駅までのアクセスする場合にかかる時間&コストは以下。
東京駅 ⇒ 成田空港第二ターミナル(高速バス):所要時間 約60分 / 900円
成田空港 ⇒ 関西国際空港:所要時間 約80分 / 約4,000円〜
関西国際空港 ⇒ 梅田駅(JR):所要時間 約70分 / 1,190円
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合計:所要時間 210分 / 約6,090円〜
空港での搭乗手続などの時間を抜きにしても、所要時間は3時間30分(210分)となっており、実際には空港から市街地までの移動での待ち時間や、空港での搭乗手続&荷物検査にかかる時間を考慮すると、必要となる時間は新幹線の『こだま』を利用した場合と大きな違いは無い。
一方で、飛行機を利用した場合と新幹線を利用した場合に大きく異なるのは、移動中にインターネット接続が利用可能か?という点で、飛行機は飛行中はインターネット接続が利用できないのと、空港の中を移動している時間や、バスや電車を待っている間は、PCを使った作業などは行いにくい(絶対にムリとは言わないけれど…)ので、『移動中にPCを使った作業をする』という点では新幹線利用が便利と言える。
加えて、新幹線を利用した場合は面倒な搭乗手続や荷物検査が不要である点や、新幹線移動中の約4時間は『まとまった作業時間』として時間が確保できるため、空港までの移動 ⇒ 空港に到着 ⇒ 空港で搭乗手続&荷物検査&搭乗待ち ⇒ フライト ⇒ 着陸後にターミナルを移動 ⇒ バスや電車で市街地へ移動と、作業の中断が多数発生する飛行機での移動と比べて、時間を有効に使うことができる。
そんなわけで、個人的には首都圏 ⇒ 大阪への移動についてはLCCよりも新幹線の方が便利。と思っているので、空港間の移動にかかる時間やコストを考慮すると、LCCの成田 ⇒ 関空間の飛行機代(支払手数料などを含む)が5,000円以上かかるのであれば、新幹線での移動を選ぶ。というのが個人的には基準。
『こだま☆楽旅IC早特』を利用するためには、年会費が500円(税抜)の『プラスEX』への登録や、おサイフケータイ上から『ビュー・エクスプレス特約』(年会費1,000円[税別])に申込する必要があるものの、これらの年会費については無料となるキャンペーンが2015年末まで行われているので、利用予定のある方はキャンペーン期間中に申込することをオススメ。
『プラスEX』が行っているキャンペーンについては以下より。
「東海道新幹線開業50周年記念キャンペーン!~プラスEX入会初年度年会費無料~」がスタートします!|プラスEX 新幹線の会員制ネット予約