UQコミュニケーションズは、1月15日(木)に新サービス・新デバイス発表会を開催。WiMAX 2+向けの新料金プランとして『UQ Flatツープラス ギガ放題』を2月20日(金)より提供開始することを発表。二年契約時の各種割引適用後の月額料金は4,380円(税抜)となる。同プランでは月間の通信量制限は設定しない一方で、直近3日間の通信量が3GBを超えると、緩やかな通信速度制限を適用すること説明。(通信速度制限は2015年4月1日以降適用)
UQコミュニケーションズのプレスリリースは以下より。
WiMAX 2+新料金プラン「UQ Flat ツ-プラス ギガ放題」登場! | UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+
UQコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 野坂 章雄、以下UQ)は、WiMAX 2+の新料金プランとして、月額4,380円(税抜)※1で月間上限なく使い放題※2でお楽しみいただける「UQ Flatツープラス ギガ放題」を、2015年2月20日(金)より提供開始いたします。
■UQ、新料金プラン『UQ Flatツープラス ギガ放題』を提供へ
■UQ Flatツープラス ギガ放題 料金プラン詳細
基本料金:5,880円
二年契約割引:▲1,000円/月
おトク割:▲500円/月 (二年契約時のみ)
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割引後通信料:4,380円/月
『ギガ放題』は、現行の『UQ Flatツープラス』と比べて約680円/月料金が高く設定されている。(各種割引後の料金で比較)
冒頭で紹介した通り、現在提供されている『UQ Flatツープラス』を『課金開始月から25カ月間は通信量制限なし』で利用できるのは2月19日の契約分までとなっており、2月20日以降に同プランを契約する場合は月間の通信量が7GBを超えると通信速度制限の対象となる。
2月20日より提供が開始される『ギガ放題』については、現時点での『UQ Flatツープラス』と同じく月間の通信量については通信速度制限を設けないものの、『直近3日間の通信量が3GB』を超えた場は合ゆるやかな通信速度制限を行うとしている。この通信速度制限については、携帯電話キャリアの月間通信量を超過した場合に適用される128kbps制限のような厳しい制限ではなく『YouTubeの標準画質程度であれば問題無く閲覧できる速度で、スループットの目安として700kbps以上』と説明があった。
『700kbpsに速度を制限』という表現が一人歩きしそうな感はあるものの『直近3日間の通信量が3GBを超えたら通信速度を700kbpsに制限』するのではなく、『700kbps程度のスループットは出る』と説明されており、追加の説明として『具体的な速度制限を気にする必要が無い程度』とされていたので、この点についてはサービス提供開始後の状況を注視したいところ。
※単純に通信速度を一律制限しているのではなく、アプリケーションの種類や用途によって異なる制限を適用しているのかも。
通信速度制限については、基地局の混雑状況に応じて混雑地域で利用する速度制限対象ユーザのみを制限するのでは無く、閾値(直近3日間で3GB)を超えたユーザについては通信速度制限の対象となるとのこと。ギガ放題に関するプレスリリースの内容を細かく見ると、混雑地域での通信速度制限についてはこの速度制限とは異なる速度制限を適用するものと思われる。なお、この通信速度制限についてはWiMAX通信は適用外。
ネットワーク混雑回避のため、「WiMAX 2+」による通信について、2015年4月以降、前日まで直近3日間の通信量が3GB以上となった場合に、翌日にかけて通信速度を制限する場合があります。また、基地局の混雑状況によって速度を制限する場合があります。
※ギガ放題のプレスリリース、※2に記載されている内容を転載。
『ギガ放題』の提供開始後も『UQ Flatツープラス』は提供が継続され、両プランの変更については手数料無料で変更が可能。ただし、料金プラン変更は変更を申込した月の翌月からの適用となる。
2月20日以降は『UQ Flatツープラス』が7GB/月までの通信量で速度制限対象となることで、今後のWiMAXサービスの主力プランは『ギガ放題』となっていく流れ。