KDDIは、『直近3日間』の通信量に基づく通信速度制限の閾値を従来の『1GBを超えた場合』から『3GBを超えた場合』に通信速度制限を緩和。従来と比較して通信速度制限の対象とならない通信量が3倍に増えている。
KDDIのお知らせ内容は以下。
LTEフラット | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
※ネットワーク混雑回避のために、直近3日間 (当日を含みません) に3GB以上のご利用があったお客さまの通信速度を終日制限させていただく場合があります。
直近3日間の通信量に基づく速度制限の基準値が変更となったのは2月1日より。
競合他社の例を上げると、ドコモが2014年12月に『直近3日間の通信量』に基づく通信速度制限を撤廃するなど、直近3日間の通信量に基づく通信速度制限は緩和される方向にある。
関連エントリ:ドコモ、Xi契約者向けに『直近3日間で1GB』の速度制限を撤廃 | shimajiro@mobiler
KDDIの通信速度制限の適用条件の緩和は、いちユーザとしては当然歓迎ではあるけれど、従来の基準でKDDIの回線を使って直近3日間の通信量が1GBを超えても、それほど厳しい通信速度制限を受けていると実感したことは無いので、もともとそれほど厳しい制限を行っていなかったように感じる。
KDDIの通信速度制限の内容をよく見ると『通信速度を終日制限する場合がある』という表現になっており、3日で3GBの閾値を超えた場合でも必ずしも通信速度制限を行う。とは明記されていないので、引き続きそれほど厳しい速度制限が行われることは無いのではと推測。
なお、KDDIの通信速度制限については、UQコミュニケーションズにて『直近3日間で3GB』を超えた場合の速度制限の説明と一致している。
速度制限について|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+
ネットワーク混雑回避のため、前日までの直近3日間で「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信量の合計が1GB(2015年2月以降は3GB)以上となった場合、「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信速度を翌日にかけて制限する場合があります(「WiMAX 2+」は、2015年3月までこの通信速度制限を実施しません)。
UQコミュニケーションズでは、WiMAX 2+の新デバイス・新サービス発表会(1月15日開催)にて、WiMAX 2+の通信量が『直近3日間で3GB』を超えた場合、ユーザ一律で『通信速度制限を行う』(4月1日以降)ことを明らかにしたものの、WiMAX 2+における通信速度制限をKDDIと同一の制限にしていると仮定すれば、実際には直近3日間の通信量が3GBを超えた場合でも、それほど厳しい通信速度制限が適用されることはないのではと思う。
※実際には始まってみないと何とも言えないところではあるけれど…。