JR東日本の「普通列車グリーン車」を利用してみた。
■上野東京ライン、高崎線直通列車
JR東日本の「普通列車グリーン車」の料金は、乗車する区間の営業キロおよび、事前料金・車内料金、平日・ホリデーで料金が異なる。
■「普通列車グリーン車」料金
※掲載元:料金・きっぷ>普通列車グリーン車:JR東日本
今回グリーン車を利用してみたのは横浜駅→熊谷駅間。
もともと、横浜駅→熊谷駅間は新宿周りでの湘南新宿ラインでの移動を考えていたけれど、横浜駅に到着した時間の都合で東京駅・上野駅を経由する「上野東京ライン」に急遽変更した。
経路を変更したものの、どちらもグリーン車が設定されており、既に購入済みのグリーン券は座席指定ではなくあくまでも「区間の指定」のみだったので、変更手続などなどを行うことなく、東海道線→上野東京ライン→高崎線の列車に乗ることができた。
■横浜駅から東海道線→上野東京ライン→高崎線で移動
■モバイルSuicaアプリ>チケット購入>Suicaグリーン券
■ログイン&注意事項確認
■購入種別選択&乗降車駅の指定
在来線(普通列車)のグリーン席は、座席指定などなどを行うことができない(よって、着席保証ではない)ので、購入時に選ぶことができるのは乗車駅・降車駅のみ。モバイルSuicaアプリ上では、クレジットカードによる決済が行える。(もちろん、Suicaの残高は減らない。)
■購入内容確認画面&購入内容表示
グリーン券の購入手続完了後、座席上部に設置されているSuicaグリーン券読み取り機(?)にグリーン券を購入した携帯電話・スマートフォンをかざすと、ランプが赤→緑に変更される。
■Suicaグリーン券の利用案内
■スマートフォンを座席上部にかざすとランプが赤→緑に
この手続が正常に受付されると、車内検札の手続が省略される。
(実際に、乗車中に乗車券・グリーン券の検札は無かった。)
ただし、既にご紹介の通り普通列車のグリーン席については全席自由席となっているため、グリーン券を購入済みであっても着席できるとは限らない。このため、恐らくグリーン車の車内に着席できない乗客がいる場合は、おそらく検札が行われるものと思う。
■乗車したグリーン席
座席周りの設備は車両によって異なる可能性はあるけれど、今回乗車した車両には座席電源などなどの設備は無かった。このため、グリーン券を購入するメリットとしては「座席に着席できる可能性が高い&(着席できれば)座席は広い」という点がメイン。
設備面で「特別な設備があるわけではない」というのは若干寂しい気はするけれど、「座ってノートパソコンを使った作業に集中しやすい」という面では、普通席と比べてかなり快適に過ごすことが出来た。(同様に、移動中に書籍や書類を読み込んだりする際も便利かと思う。)
今回利用した横浜駅→熊谷駅間の所要時間は上野東京ライン経由で約1時間30分。この間ずっと立ちっぱなしだったり、座れても車内が混雑していれば落ち着いて過ごすことが難しくなるので、そういった面では(特に、長距離路線では)グリーン車の料金を支払って移動するメリットはあったと思う。
JR東日本のWebサイトによると、グリーン車は東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線の普通列車に連結されているとのこと。
普通列車グリーン車は、東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線の普通(快速)列車に連結されています。
個人的には利用機会が多い路線があるわけではないけれど、まとまった時間(1時間ぐらい)を移動する場合は、グリーン車を利用するのもアリかと思う。
ただし、それほど混雑しない時間帯&路線を利用するのであれば、グリーン車以外の車両であっても個人的にはそれほどメリットを感じる事が無いので「普通列車で長時間の移動かつ、混雑する時間帯」の移動に利用する感じ。
普通列車グリーン車に関する詳細は、JR東日本のWebサイトにて。
普通列車グリーン車:JR東日本
ちなみに、今回紹介した横浜駅→熊谷駅間の移動には、「休日おでかけパス」を使ってみたので、こちらも最後にご紹介まで。(「休日おでかけパス」を乗車券に使い、モバイルSuicaアプリにてグリーン車料金を支払いした)