2020.11.25 追記
その後、特例措置として12月15日までに札幌市・大阪市を目的地とする旅行についてはキャンセル料を免除する対応を行うことが発表された。
新型コロナウイルスの感染拡大地域が「Go To トラベル」の適用対象外となった場合に、「Go To トラベル」の旅行代金の割引や地域共通クーポンによる還元と、感染拡大を理由とした旅行のキャンセル料に関するメモ。
Go To トラベル事業の事業者(旅行会社やホテルなど)のQ&Aでは、対象外地域への旅行については割引・地域共通クーポン付与の対象外となり、通常通りの(=割引されない料金の)旅行代金が発生するほか、キャンセルした際のキャンセル料についても、Go To トラベルの事業としては補填の対象外とする方針が示されている。
「Go To トラベル」の対象外地域となった場合の取り扱いについては、「Go To トラベル」の事業者向けのQ&Aにその方針が掲載されている。
■特定地域が適用除外となった場合の取り扱いについて
掲載元:Go To トラベル事業 Q&A 集(11 月2日時点)
楽天トラベルでは、Go To トラベルキャンペーンを適用した予約について、以下のように注意を促している。
■Go To トラベルキャンペーン利用時の注意事項(楽天トラベル)
前掲の「Go To トラベル」の事業者向けQ&Aに掲載されている通り、楽天トラベルでは旅行地域が対象外となった場合には、同事業による助成の対象外とするほか、感染拡大を理由としたキャンセルについても特別扱いはしない模様。
※感染拡大地域を含んだ周遊旅行の扱いについては詳細不明。
2020年11月9日の時点では、札幌市を含めた北海道が独自に定める警戒ステージで「警戒ステージ3」(感染者がさらに増加し、医療提供体制への負荷がより一層高まる段階)と位置づけられている。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が定める指標(北海道独自の指標とは別)では、「感染ステージが「3」以上と判断された場合には、Go To トラベル事業の対象外とするかを検討して欲しい。」
と提言しており、この提言に基づき、感染ステージが3以上と認められる場合には該当する都道府県が事業の対象外となる可能性がある。なお、ステージの判断は各都道府県に委ねられている。
■Go To トラベル事業や県を超えた移動に関する提言(9月11日付)
掲載元:GO TOトラベル事業及び県を越えての人の移動についての分科会から政府への提言令和2年9月11日(金)
これまでにご紹介の通り、「Go To トラベル」事業としては感染拡大地域(ステージ3以上)を目的地/出発地とする旅行を対象外とする可能性があるものの、旅行会社や宿泊施設(ホテル)側の対応によってキャンセル料が発生しないケースも考えられる。ここでは、あくまで「Go To トラベル」事業としての方針を整理して紹介。
■Go To トラベル対象商品を販売する主な旅行会社
楽天トラベル | 日本旅行 | H.I.S. | JALパック | 近畿日本ツーリスト | JTB | じゃらんnet | Yahoo!トラベル