東海道新幹線に乗車する機会があったので、WiMAX対応のモバイルWi-Fiルータ『WM3800R』と『URoad-Aero』のどちらが通信しやすいか?を試してみた。
■乗車した新幹線 のぞみ1号(乗車区間:東京 ⇒ 新大阪)
■新幹線移動中にWM3800R/URoad-Aeroを使って通信テスト
東海道新幹線でのWiMAXの通信テストは過去何度か行っており、トンネル以外であれば通信が可能であることは、最新機種の一世代前にあたるWM3600RやURoad-SS10で確認できていたので、今回は『WM3800RとURoad-Aeroはどちらが快適か』にフォーカスして確認してみた。
関連エントリ:URoad-SS10/WM3600R:新幹線移動中も通信が可能 | shimajiro@mobiler
今回は通信状態を数値化できるようなテストは行わなかったものの、結論から言うと、新幹線での高速移動中に快適な通信が得られたのはURoad-Aeroで、WM3800Rが通信しにくい状態でも、比較的通信が途切れることなく通信が可能だった。
※トンネル内などWiMAXが圏外となるエリアでは、当然通信を行うことはできなかった。
■WM3800Rが圏外となっている状態でもURoad-Aeroは通信可能だった
■WM3800Rが切断されWiMAXの電波を探している状態でもURoad-Aeroは通信が可能
上記の写真を見てわかる通り、WM3800Rが圏外になった状態でもURoad-Aeroは電波を掴んで通信が可能であったり、WM3800Rが圏外になる直前の状態でURoad-Aeroは通信ができている。ということがあり、全体的にURoad-Aeroの方が高速移動中も安定して通信することができていた。
普段はそれほど意識することがない、両端末の通信性能の差だけれど、新幹線乗車中の高速移動時の通信性能・繋がりやすさという面では、URoad-Aeroの方が安定していた。
一方で、通常時(非高速移動時)のスピードについてはWM3800Rの方が安定しているし、クレードルなどのサイズもWM3800Rの方がコンパクトで使いやすい。という部分もあるので一概に『どちらが良い』というのが決め難いのが、この両端末を選ぶ上での難しいポイント。
通常利用する範囲の中で、一番大きなポイントは連続通信時間の違い(URoad-Aeroは12時間、WM3800Rは8時間)と思われるので、連続通信時間や端末の薄さ重視であればURoad-Aeroを、そうでない場合はWM3800Rを。というおおざっぱな選び方をしても、どちらも完成度の高い端末なので後悔はしないのではと思う(^ ^;
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