約2週間のタイ滞在中、国内キャリアの海外ローミングを使わずに、また今回はレンタルのモバイルWi-Fiルータも借りずに滞在したので、現地でのモバイル通信手段は基本的に『SIMフリー端末 + 現地のプリペイドSIM』のみを使用した。
タイで使用した回線は、TrueMove H、DTAC、TOTの3つ。どのキャリアも、今回滞在したバンコク&チェンマイでは基本的に3Gでの通信が可能で、通信速度が極端に遅くなるようなことはなく、通信速度面ではそれほどストレスを感じることが無かった。
※ただ、画像のアップロードについてはタイムアウトになるのか失敗することが多かった。上り速度が遅いのかも。
ただし、プリペイドSIMで契約したインターネット定額は『無制限(Unlimited)』と言われても基本的には『一定容量まで速度制限が無い』ということを指しており今回確認した限りでは『容量無制限で使い放題』というモバイル回線は提供されていなかった。
■タイのモバイル回線の料金一覧
※MBKにあるSIMカード屋で撮影
料金表の真ん中の『Data』の項目を見ると、基本的に3Gでの通信容量は一定容量までで、一定容量を超えると速度制限の対象となるため『容量無制限のモバイルインターネット回線』については、提供されていることを確認できなかった。
モバイルインターネット回線をスマートフォンのみで利用する場合はそれほど通信量は気にならないけれど、国内/海外問わず『ホテルのインターネット回線の速度が遅い/Wi-Fiが弱い』ということはよくあって、通信量の制限が無ければ、PC用の回線としてモバイルインターネット回線を利用することが個人的にはよくある。
今回、タイで滞在したホテルは、インターネットの速度があまり速くないホテルが多く、ホテルで利用するPC用の回線としてモバイルインターネット回線を利用するという選択肢もあったのだけれど、実際には容量制限が心配だったので、ストレスを感じながらもホテルのインターネット回線を使用していた。
日本国内でも、LTEサービスの開始以降、基本的に7GB/月までの容量制限を行う会社が多くなり『通信容量・速度制限ナシ』の通信サービスを提供しているのはWiMAXのみになってしまっているけれど、旅行や出張などで、インターネット回線をモバイル回線だけに頼るような場合『通信容量・速度制限ナシ』のサービスは本当に心強くて助かる。ということを海外に滞在して改めて実感した次第。