2014年5月1日より、EMOBILE LTEで利用可能な通信量が10GB/月に制限され、10GB/月以降は通信速度制限の対象となる、サービス内容の変更が行われている。
EMOBILE LTEの通信制限については以下より。
EMOBILE LTEは、KDDI、SoftBankの2社よりも早いタイミングでLTEサービスを提供開始しており、サービスの提供開始から二年以上に渡って、月間の通信量そのものには通信量制限を設けていなかった。
※通信量が多いユーザを対象に、夜間時間帯については速度制限を行っていた。
それでもEMOBILE LTEが『通信量無制限』を積極的には謳っていなかった理由としては、EMOBILE LTEを提供開始してから間もないタイミング(もしかしたらサービス開始直後からかも)から、2014年5月以降は10GB/月までに通信量を制限することを発表していたためであることが推測できる。
※これは、ソフトバンクによるイー・アクセスの買収とは関係無く、かなり前の段階から発表されていたので、ソフトバンクグループになったことでのサービス改悪などではない。
ともあれ、EMOBILE LTEの通信量が『10GB/月まで』に制限されたことで、モバイルインターネットの中で『通信容量無制限』なのはWiMAXサービスのみとなった。
WiMAXはサービス開始当初から通信容量無制限、通信量が多いユーザに対しても速度制限を行なっていないため、通信速度さえ問題なければ自宅回線としても利用することが可能であり、据置用の端末として『URoad-Home』などのWiMAX端末が発売された。実際に、自分自身も過去にWiMAXを自宅回線として使用していた時期が1年近くあり、通信速度が遅くなる時間帯以外は問題なく利用することができていた。
WiMAXはその後、2013年10月より『WiMAX 2+』という名称で後継となるサービスを提供開始。WiMAX 2+では、WiMAXのように『通信容量・速度制限一切無し』というシンプルな形では無く、
WiMAX(ノーリミットモード):従来通り制限なし
WiMAX 2+(ハイスピードモード):契約から最大25カ月間 制限なし
4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード):7GB/月および1GB/直近3日間まで速度制限なし
と、WiMAX 2+については条件付きでの速度制限なし、4G LTE通信については7GB/月および直近3日間で1GBを超えると速度制限対象となり、他社のLTEサービスと同様の通信制限が課せられるようになった。
WiMAX 2+サービスについては、シンプルに表現することが難しいけれど、
・契約から最大25カ月間はWiMAX 2+における速度制限なし
・WiMAXサービスについては従来通り速度制限は一切なし
となっているので、4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)を使うことなく、契約から25カ月間の利用だけを考えれば『容量・速度制限なし』と言って差し支え無いとは思う。
※それでも従来のWiMAXサービスと比べて『条件付き』にはなってしまった点は残念だけど。。。
そんなわけで、4G LTEを使った通信をガンガン行わない限り、WiMAX 2+の容量制限もそれほど気にする必要が無い。というのが個人的なスタンスではあるけれど、なにぶん現時点で販売されている唯一のWiMAX 2+対応端末である『Wi-Fi WALKER WiMAX2+』の使い勝手がイマイチなのが残念なところで、この点については今後のWiMAX 2+対応端末での改善に期待。
WiMAXと他社LTEサービスを比較すると、通信速度およびエリアは各社のLTEサービスの方が快適であることが多いので、WiMAXは外出先でノートPCを使った作業を行う場合、あるいは容量の大きなコンテンツをダウンロードする場合に使用し、スマートフォンやタブレットなどでそれほど通信量が大きくない通信の利用については、LTE系のデータ通信サービスを使用。
というような使い分けをすることが多くなっていて、改めてWiMAXの『容量無制限』をありがたく感じているところ(^ ^)
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