『OCN モバイル ONE』プリペイドSIMのラインナップが強化/訪日外国人向けSIMカードも提供

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NTTコミュニケーションズは、ドコモのMVNOサービスとして提供中の『OCN モバイル ONE プリペイド』向けに3つの商品を追加することを発表。従来の『OCN モバイル ONE プリペイド』は、申込から受取まで1週間前後の日数が必要となるという点で使い勝手が良いとは言えなかった同サービスの問題点が改善されている。なお、いずれのSIMカードもSMSオプションには非対応となっているため、いわゆる『アンテナピクト問題』が発生する可能性がある点は注意。

NTTコミュニケーションズのプレスリリースは以下より。
ニュース 2014年6月25日:「OCN モバイル ONE プリペイド」に3つのタイプが新登場! | NTT Com 企業情報

今回『OCN モバイル ONE プリペイド』に追加された3つの新商品の概要は以下。

(1)20日間の期間限定のプリペイドSIM:2,800円
(2)1GBまでの容量限定のプリペイドSIM:3,200円
(3)訪日外国人向けに14日間の期間限定プリペイドSIM:3,500円

新発売となる商品のうち、期間限定タイプと容量限定タイプのサービス比較は以下。

期間限定タイプ/容量限定タイプのサービス比較

タイプ 期間型20日間タイプ 容量型1GBタイプ
参考価格 2,800円 3,200円
利用期間 20日間 最大4カ月間
通信容量 50MB/日 1GB
容量超過時の
最大通信速度
200kbs 利用不可
最大通信速度 受信最大:150Mbps
送信最大: 50Mbps
期間延長パッケージ
50日間延長 1GB追加
参考価格 2,200円 2,000円
通信容量 50MB/日 1GB
容量超過時の
最大通信速度
200kbs 利用不可

期間限定タイプは、高速通信可能な容量は50MB/日で20日間となっているため総計1GB。高速通信可能な容量を超過しても200kbpsでの通信を継続できるので、期間限定で通信手段が必要になるケースでは手軽に準備できる通信手段として利用できそう。

期間限定タイプは、延長パッケージを購入することで50日間ごとの期間延長が可能。延長パッケージの参考価格は2,200円(税別)となっており、1日あたりわずか44円で利用が可能。延長パッケージにはSIMカードは含まれていないため、初回SIMパッケージで購入したものを継続利用する形となる。

期間限定タイプのSIMカードを購入後に、50日間の延長パッケージを購入した場合の利用期間&料金は以下。

■期間限定SIMパッケージ + 50日間の延長パッケージを購入した場合の料金
料金:SIMパッケージ(2,800円) + 期間延長パッケージ(2,200円) = 5,000円
期間:SIMパッケージ 20日間 + 期間延長パッケージ = 50日 = 70日間
※1日あたり71円の計算。

期間限定タイプでは、初回のSIMカード購入に係る費用よりも20%安い料金で、2.5倍の期間が延長可能となるため、期間延長パッケージのコストパフォーマンスが高くなっているので、海外に留学や駐在などで滞在している日本人が一時帰国する際などにも利用価値が高い。

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『容量限定タイプ』(容量型1GBタイプ)は、高速通信可能な容量が1GBに限定されており、容量超過時は通信が利用できなくなる。通信容量を超過した後に通信を継続するためには容量を追加するためのオプション(1GB/2,000円)を追加購入する必要があるので、『利用機会は多くないけれど高速通信に対するニーズが高い』方向けの商品と言える。

NTTコミュニケーションズ OCN モバイル ONE プリペイド(初回SIMパッケージ)容量型 マイクロSIM T0004018 NTTコミュニケーションズ OCN モバイル ONE プリペイド(初回SIMパッケージ)容量型 マイクロSIM T0004018

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これらのプリペイドSIMカードは、ポストペイ(月額型)で提供されている『OCN モバイル ONE』にもプラン変更が可能となっているため、月額型のOCN モバイル ONEを契約する前に、OCN モバイル ONEのサービスを試してみる。という目的でも利用可能。

訪日外国人向けのプリペイドSIM:『OCN mobile ONE Prepaid SIM for VISITOR』

上記の二つの商品に加えて、訪日外国人向けのプリペイドSIMカードとして『OCN mobile ONE Prepaid SIM for VISITOR』も提供を開始。

OCN mobile ONE Prepaid SIM for VISITORは14日間の期間限定型で販売価格は3,500円。通信量は100MB/日まで高速通信が利用可能で、LTEにも対応している。通信量超過時は200kbpsに通信速度が制限されるものの、容量そのものは無制限。なお、延長パッケージには非対応となっている。

前述の二つの商品と異なり、アクティベーションの際に電話発信による本人確認が不要となっており、日本国内の携帯電話や固定電話の電話番号を持たない訪日外国人でも気軽に利用を開始することができるのが特長。

OCN mobile ONE Prepaid SIM for VISITORの販売は『NTT Com Store』で申込後、日本の空港内の郵便局やホテルなどに配送して受取が可能となる。

日本国内では、羽田空港国際線ターミナル、成田空港第1・第2ターミナル、関西国際空港、中部国際空港のエクスコムグローバルの空港カウンターで購入可能となるほか、成田空港に近い『エクセルホテル東急』では、自動販売機による販売も行われる。

加えて、海外では台湾および香港にて販売予定で(具体的な販売場所は不明)あり、今後の予定としては旅行代理店やホテルでの販売などにより取扱い店舗の拡大にも取り組む。としている。

さらに、7月以降株式会社KADOKAWAと連携し、台湾と香港での販売を予定しています。このほか、旅行代理店、ホテルでの販売などお客さまにより手軽にご購入いただけるよう取扱い店舗の拡大に取り組んでいきます。

訪日外国人向けのプリペイドSIMカードは、2014年5月よりSo-netが販売を開始するなど、各社が競ってサービスを開始している。その中でも、OCN モバイル ONEのサービスは価格が手頃&一定の通信量を超過した場合でも通信自体は継続可能(通信速度は制限される)な仕様となっているため、訪日外国人にとって使い勝手が良さそう。

SIMカードの販売場所も、主要空港では提携するエクスコムグローバルの空港カウンターにて販売がされるほかに、成田空港近くの一部ホテルにて自動販売機が設置されるなど積極的な展開を行っており、日本に不慣れな訪日外国人でも購入ハードルが高く無さそう。

海外を訪問した際に、現地でプリペイドSIMの入手がカンタンだと非常に助かる。ということを自分自身何度も体験しているので、日本でも外国人旅行客向けの通信手段としてプリペイドSIMカードという選択肢が有力になれば嬉しいなと。

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