SIMフリー、LTE対応のモバイルWi-Fiルータ『E5377』(詳細型番はE5377s-32)がHuaweiより国内向けに販売される。Huaweiが国内向けにSIMフリーのモバイルWi-Fiルータを、通信事業者を経由せずに販売するのは初となる。
Huawei Japanによる紹介は以下より。
Huawei – Mobile WiFi E5377 – モバイルブロードバンド – 機能
E5377はLTEのCategory 4に対応し、通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbps。
対応するモバイルネットワークは以下。
LTE:2100/1800/850MHz
UMTS:2100/850/900MHz
GSM:850/900/1800/1900MHz
LTEの対応周波数を見てみると、ドコモが提供する4つの周波数帯のうち、対応しているのは2100MHz帯と1800MHz帯のみとなっており、国内向けに最適化されているとは言い難く、グローバル向けのモデルをそのまま国内投入するイメージ。
バッテリ容量は1500mAh、連続通信時間が約6時間となっており、昨今のモバイルWi-Fiルータの中では短い部類に入る。
E5377は、同じくHuawei製のモバイルWi-Fiルータ『E5776』と比較して
・バッテリ容量が半分(E5776は3,000mAh)
・ディスプレイのサイズが共通
・端末形状が似ている
などの点から、E5776の廉価版と考えることができる。
販売価格も、SIMフリーかつLTE対応のモバイルWi-Fiルータとしては国内メーカーが販売する製品(18,000円 〜 20,000円程度)よりも若干安い価格帯にて販売される見込み。
NTT-X Storeでは、税込みで17,000円にて予約を受付開始している。
※販売開始は9月20日の予定。
ファーウェイジャパン E5377ルーター/White(51070PSF) E5377s-32 – NTT-X Store
Huawei以外にのSIMフリーのモバイルWi-Fiルータとしては、ZTEのMF98Nなども国内向けに投入されており、日本メーカー以外からの発売も相次いでいる。
ZTEのMF98NはAmazonで約20,000円前後で販売されており、E5377よりもやや高い。
4G LTE Mobile Wi-Fi ルーター MF98N【SIMフリー】
ZTE |
国内向けに販売されるE5377は『SIMフリー』仕様がウリになるけれど、海外での利用を考えると、対応しているLTEの周波数がより広いE5375などなどもオススメ。
【K&W】【グローバル通用】Huawei LTE E5375 モバイル 4G WIFI ルーター 最大150Mbps Mobile WiFi Router(SIM フリー版) ホワイト対応
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