11月8日(土)より日本国内で発売されるZenFone 5は、IIJなど一部MVNOのSIMカードを挿した際、APNが自動設定される仕様となっており、利用するMVNOによってはAPN設定をユーザ側で行う必要が無く、端末にSIMカードを挿して起動してしばらく待つと、データ通信が利用可能になることが、IIJのTwitter公式アカウントにて案内されている。
MVNOのSIMカードをZenFone 5で使った際の動作については、IIJmioを提供するIIJが動作確認結果を公表しており、あわせてZenFone 5でIIJmioのSIMカードを利用する場合、多少時間がかかるとしながらもAPN設定は自動設定される。と紹介している。
IIJのTwitterアカウントでの告知は以下内容は以下より。
11/8発売開始のLTEに対応したSIMフリー端末「ASUS ZenFone 5 LTE」の検証を行いました。問題なく動作し、IPv6での通信も可能です。IIJmioのAPNが設定済みなのでSIMを挿して電源を入れれば通信可能です。https://t.co/UjHw9q7UIc
— IIJmio (@iijmio) 2014, 11月 7
APNの自動設定(自動適用)については以下。
@shimajiro @june_ya ZenFone5はAPNを自動選択しますので、多少時間はかかりますが、IIJmioのSIMを指して起動するとAPNが自動選択されます。弊社による検証の際はそのような挙動を確認していますが、動作しないということですとお知らせください。
— IIJmio (@iijmio) 2014, 11月 7
上記のAPNの自動設定については、回線側(この場合はIIJ)の機能ではなく、端末側(ZenFone 5側)に実装されている機能で、挙動としては『端末側が持っているAPN情報を上から順番に総当たりで試す』という実装方法になっているため、該当のAPNがリストの下の方であれば、APNが自動設定されるまでにそれなりに時間がかかるケースがありそう。
※その他、本来意図しないAPNに接続された場合に料金がどうなるか、などは気になるところ。
Android端末のAPNの自動適用の仕組みについては、IIJの以下資料(P33 – P40)が参考になるのでご紹介まで。
IIJmio meeting #1 最近のAndroidとMVNO SIMの関係
SIMフリー端末をMVNOのSIMカードで使う際、(特に経験が無いと)APN設定については割と躓きやすい設定なので、あまりスマートとは言い難い方法でも、APNが自動設定されるのはユーザとしては便利かも。
※厳密に言うと、この機能はZenFoneの独自機能ではなくAndroid OSの機能
ZenFone 5はASUS公式のZenFone Shopのほか、Amazonなどで取扱いされる。
ASUS公式の『ZenFone Shop』は以下より。
ASUS ZenFone Shop – ASUS公式オンラインショップ
Amazonでの販売ページは以下より。
【国内正規品】ASUSTek ZenFone5 ( SIMフリー / Android4.4.2 / 5型ワイド / microSIM / 16GB / LTE / ブラック ) A500KL-BK16
Asustek 2014-11-08 |