インドネシアの通信事業者「XL」の4G LTE対応プリペイドSIMカードを購入したので、購入情報などなどのメモ。
■インドネシア「XL」の4G LTE対応プリペイドSIMカードを購入
■XL 4G LTE対応SIM 購入情報
購入店舗:XL Center(Google Map)
購入価格:Rp 99,000 (実際にはRp 100,000)
データ容量:8GB (4G LTEが4GB/3Gおよび2Gが4GB)
ングラ・ライ空港にて購入できたTelkomselのプリペイドSIMカードと異なり、ングラ・ライ空港内にはXLのプリペイドSIMカードを販売するカウンターは見つからなかったので、空港を出て街中の「XL Center」で購入することに。
ングラ・ライ空港内にて購入したTelkomselの4G LTE対応SIMカードに関しては以下エントリにて。
インドネシア:バリ島の空港でTelkomselの4G LTE対応SIMカードを購入! | shimajiro@mobiler
厳密に言えば、ングラ・ライ空港の国内線到着ロビー近くのコンビニ「サークルK」には取扱いがあったのだけれど、訪問したタイミングでは在庫が無い。ということで購入ができなかった。
■ングラ・ライ空港のコンビニ「サークルK」にはSIMの在庫が無かった
空港でXLのプリペイドSIMカードを購入することができなかったので、Sunset Roadの「XL Center」へ移動して購入することに。
■Sunset Roadの「XL Center」
■XL Centerには至る所に4G LTE関連の広告があった
店内に入って「4G LTE対応のプリペイドSIMが欲しい」と伝えると、要件はスムーズに伝わり4G LTE対応のプリペイドSIMカードが購入できた。
■XL Center店内
XLの4G LTE対応SIMカードは、有効期間は30日間、データ通信量8GB(4G LTEで4GB、3G/2Gで4GB)まで使えるパッケージがRp 99,000で販売されているので、購入手続は非常にカンタン。パスポートなどの身分証を提示してアクティベーションしてもらうだけで、その場ですぐに4G LTEの利用が可能になった。
プランの選択肢が無い点はデメリットと言えるけれど、データ通信量が合計で8GBとかなり容量が大きい点と「買ってアクティベーションすれば、すぐに使える」という点は、Telkomselの4G LTE対応SIMが「SIMカード購入 → トップアップしてプラン選択する」という流れが必要なのと比べればシンプル。
SIMカード自体は音声通話・SMSにも対応しているものの、初期状態では音声通話を利用するためのプリペイド残高(プルサ)が足りないので、音声通話発信を行うためには、別途残高を追加する必要がある。
■その場ですぐに4G LTEが利用可能に
■スピードテストでは下り15Mbps程度を記録
スピードテストでは下り15Mbps程度を記録するものの、スピードテストが完了せずに「ネットワーク通信の問題」と表示されてしまうことが頻発。
それよりも大きな問題としては、XLの4G LTEのエリアがかなり狭いこと。XL Centerで渡されたXLの4G LTEエリアマップは以下。
■XLの4G LTEエリアマップ(バリ島)
同じくバリ島で4G LTEを提供しているTelkomselのエリアと比べるとかなり狭く、実際に使ってみてもTelkomselが4G LTEを掴むエリアでXLはLTEに繋がらないことが多かった。少なくともバリ島内での利用に関して言うと、エリア面ではTelkomselの方がLTEが使えるエリアが広い。
ただし、XLのLTEはTelkomselと比べて広い帯域幅で提供されており、バリ島内では1800MHz帯(Band 3)の10MHz幅が使われていることが確認できた。加えて、Telkomselと同じく、900MHz帯(Band 8)もサービスに使われているとのことだけれど、バリ島内にてこの帯域でLTEが使われているのかは未確認。
900MHz帯(Band 8)と比べて、LTEの1800MHz帯(Band 3)をサポートするスマートフォンなどは国内でも多く発売されているので、日本向けに発売されている機種ではXLの4G LTE対応SIMカードの方が使いやすい。ということも考えられるけれど、XLはエリアがかなり狭くなっているので、XLの4G LTEには過度の期待は禁物。
今回購入したXLの「HotRod 4G LTE SIM」についてはXLのWebサイトにも情報が掲載されている(インドネシア語)ので、最後にご紹介まで。
XL 4G