SoftBank Airの新端末「Airターミナル 2」は下り最大261Mbps対応、SIMロック解除に非対応

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ソフトバンクは、SoftBank 4Gを利用する宅内向けのインターネットサービス「SoftBank Air」向けに下り最大261Mbps対応の「Airターミナル 2」を12月に発売することを発表。

通信速度では従来端末の下り最大110Mbps → 261Mbpsと高速化される一方、SIMロック解除には非対応。2015年5月1日に改定された「SIMロック解除に関するガイドライン」の改定後、SIMロック解除に非対応の機種が発売されるのはAirターミナル 2が初めて。

新しい「SoftBank Air」の提供開始について | ソフトバンク株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンクグループ

ソフトバンク株式会社は、2015年12月以降に、下り最大261Mbps※1の新しい「SoftBank Air」の提供を開始します。

SoftBank Airは固定回線の代わりとなるサービスで、モバイル向けのデータ通信サービスと異なり月間の容量制限は無い。ただし、ソフトバンクのプレスリリースには利用の集中する時間帯(夜間など)については、速度制限により通信速度が低下する場合がある。と記載されている。

ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービスの安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

SoftBank Airのサービスには、いわゆる「直近3日間で1GB」のような通信速度制限は明記されていないけれど、プレスリリース文の内容を読む限り、通信量に関係なく速度制限の対象となる場合があるのかも。SoftBank Airは、サービス開始時点では規約に記載されていなかった通信速度の制限を、サービス提供開始後に「制限を加える場合がある」と修正を行っているのでご注意を。
関連エントリ:ソフトバンク、家庭向け「SoftBank Air」の規約変更で「制限なし」を撤廃 | shimajiro@mobiler

また、SIMロック解除に非対応となる理由としては、Airターミナル 2がSIM「特定の事業者の通信方式・周波数のみに対応している端末など」に該当するためであると思われる。こちらに該当する端末についてはSIMロック解除に非対応でもかまわない。とする総務省の考え方が”「SIMロック解除ガイドライン」の改正案に対する総務省の考え方”という資料にて公開されている。
※ガイドラインの正式名称はあくまでも「SIMロック解除に関するガイドライン」だけれど、総務省が使っている資料名をそのまま記載。

特定の事業者の通信方式・周波数のみに対応している端末(WiMAXやCDMA2000
のみに対応している端末等)等について、SIMロック解除を行わないことが、現時点において公正な競争又は利用者利便の確保の観点から大きな支障とはならないと考えられる。

掲載元:「SIM ロック解除ガイドライン」改正案に対する意見及び総務省の考え方(考え方4-2)

ソフトバンクは「SoftBank Air」をあまり積極的にアピールしているようには見えないけれど、通信速度は下り最大261Mbps対応機種が登場予定、なおかつ月間の通信量制限も無いサービスであれば、サービススペックとしてはUQコミュニケーションズのWiMAX 2+とも十分競争できるものと思う。(UQコミュニケーションズの提供する固定代替ルータ「URoad-Home 2+」は下り最大110Mbps対応にとどまるので)

ただし、通信速度制限については先述の通りやや不透明な部分もあるので、実際に固定回線の代わりとなり得るのかどうかは「使ってみないとわからない」というのがホンネ。そういう意味ではUQコミュニケーションズが提供する「Try WiMAX」のような無料お試しサービスが欲しいところ。

SoftBank Airのサービス紹介は以下より。
Wi-Fiで快適! SoftBank Air | インターネット | ソフトバンク