マカオで4G LTE対応のプリペイドSIMカードを購入したのでレポート。
■マカオで4G LTE対応のプリペイドSIMを購入
今回購入したプリペイドSIMカードは、マカオの通信事業者「CTM」のプリペイドSIM。
CTMの4G LTE対応プリペイドSIMカードは、マカオフェリーターミナルにあるプリペイドSIMカードの自動販売機や、CTMのショップなどで販売されている。
■マカオフェリーターミナル CTMのプリペイドSIM自動販売機
2016年2月にマカオを訪問したところ、自動販売機で販売されていたCTMのプリペイドSIMカード(4G LTE対応)はMOP(マカオパタカ) 100のものと、MOP 200の2種類。4G LTE対応プリペイドSIM以外に、3G対応のSIMカードも販売されているので、4G LTE対応SIMを購入希望の場合は間違えないように注意。
※CTMの4G LTEは「4G+」というブランドで展開されている。
MOP 100のプリペイドSIMカードが2日間のインターネット定額プランが、MOP 200のプリペイドSIMカードは7日間のインターネット接続プランに登録が可能。(初期状態ではインターネットプランに登録がされていないので、手動でプラン登録を行う必要がある。)
CTMの自動販売機では、現地通貨のマカオパタカのほか、香港ドルも利用が可能。レートは1香港ドルは1マカオパタカ。
■プリペイドSIMカードで販売されているSIMカード
■SIMカードはnano/micro/標準の3タイプに対応
CTMのプリペイドSIMカードの自動販売機はマカオフェリーターミナルのほか、マカオ国際空港、街中のCTMショップなどに設置されており、いずれの自動販売機でも4G LTE対応プリペイドSIMが販売されていた。
マカオフェリーターミナルのプリペイドSIMカード自動販売機にてCTMのプリペイドSIMカードを購入すると「おまけ」として、もう1枚CTMの4G LTE対応プリペイドSIMカードが利用可能だった。
「おまけ」の方のプリペイドSIMカードは、初期状態で通信量200MBまで4G LTEが利用可能な状態となっているので、メインの方のプリペイドSIMカードでインターネットプラン登録に失敗するなどして、残高がゼロになってしまった場合の「予備」としても使うことができるほか、有効期間内であれば「次回渡航用」の通信手段としても使えるので便利。
■「お試し」用のプリペイドSIMカードが付属、地味に役立つ
ちなみに、CTM店頭でプリペイドSIMカードを購入すると、通常価格の20%引きになるキャンペーンが2016年3月末まで行われているとのこと。同様のキャンペーンは2015年中にも行われていたので「ショップで買うと割引があるかも」という情報は覚えておくと良いかも。
CTMのプリペイドSIMカードでインターネット定額プランに登録するためには、CTMのプリペイドSIMカードを入れたスマートフォンなどから、指定のコマンドを入力して登録する必要がある。
■CTM:インターネット接続プラン(4G LTE対応SIM向け)
■2日(48時間)プラン
サービス料金:MOP 78
データ通信量:1GBまで高速(1GB超過時は速度制限)
登録方法:#163*1# に発信する
CTM Wi-Fi:使い放題(48時間)
■7日(168時間)プラン
サービス料金:MOP 188
データ通信量:2GBまで高速(2GB超過時は速度制限)
登録方法:#163*7# に発信する
CTM Wi-Fi:使い放題(168時間)
CTMの4G LTE対応プリペイドSIMでのインターネット接続プランへの登録手続は以下。
今回は、滞在期間にあわせて2日間(48時間)プランに登録してみた。
#163*1#に発信する |
USSDコード実行 |
登録完了がSMSで届く |
※画像クリックで拡大表示
CTMのAPN設定は以下。
APN:ctmprepaid
ユーザ名:なし
パスワード:なし
インターネットパッケージの購入し、APN設定が終わるとすぐに4G LTEでインターネット接続が可能になった。
■4Gでのインターネット接続が可能に
CTMの4G LTEサービスは、FDD-LTEの1800MHz帯(Band 3)とTD-LTEの2300MHz帯(Band 40)が使われており、少なくともどちらかに対応した機種で利用する必要がある。
マカオに滞在中は主に、Galaxy Note 5(台湾版)とZenFone ZoomでCTMのプリペイドSIMカードを利用。どちらの機種もB3/B40の両方に対応しており、マカオ滞在中は屋内を含めてほぼ4G LTEでデータ通信が利用可能、データ通信速度やエリアについてストレスを感じることは無く、快適にモバイルインターネットを利用することができた。
※スマートフォン単体でのSNS利用や、ビデオ通話、テザリングなどの用途で利用。いずれも快適だった。ただし、iPhoneに関してはテザリング利用ができないという情報もあるので、iPhoneで利用予定の方は注意
CTMのインターネット接続プラン(2日間/7日間)は、既定のデータ通信量を超過すると通信速度制限の対象となる。ただし、速度制限時でも「遅くとも256kbps以上」の速度で利用できる。実際に、速度制限状態でスピードテストを行っても、下り通信速度が1Mbpsを超えるなど、極端にストレスを感じる速度まで制限されるわけではないので、速度制限がかかっても十分実用的な速度でデータ通信が使える。
また、このエントリにて紹介しているCTMのインターネット定額プランを購入すると、プランの有効期間中はCTM Wi-Fiが使い放題になる。CTM Wi-Fiの利用方法については以下エントリにて。
関連エントリ:【マカオ】CTM Wi-Fiの利用方法 – インターネット定額プランならWi-Fi無制限 | shimajiro@mobiler
マカオで使える通信手段は、香港の「i-SIM」が有料会員(HK$ 98/年)向けに香港・マカオ・台湾で使えるデータ通信量・音声通話無制限(広告を閲覧する必要あり)のSIMカードを提供するなど、複数の選択肢がある。
関連エントリ:香港・マカオ・台湾のデータ通信し放題が年額1,500円!香港「i-SIM」の有料サービスを試す | shimajiro@mobiler