「世界最小の4G LTEスマートフォン」をうたう、「Jelly Pro」が日本国内向けに正式発売。Amazonにて13,800円で購入可能となっている。
■世界最小スマホJelly Pro
■Galaxy Note8と並べて撮影
■Jelly Pro同梱品
同梱されている、ギターのピックのようなものは、背面カバーを開ける際に使用する。
→指と爪で開くことも不可能では無いけれど、かなり固く感じるので同梱されているツールを使って開くことをオススメ。
■背面カバーを開く際はピック(のようなもの)を使うとカンタン
日本国内向けに正式販売が行われたJelly Proは、本体背面にいわゆる技適マークがあり、国内利用についても問題なし。
■技適マークあり
ワイモバイルのSIMカードを入れてみると、プリセットされたいくつかのAPNが表示された。ワイモバイルの「スマホプラン」向けのAPNは「U-Mobile SUPER」という名称で設定されていた。
■APNもプリセットされている
参考までに、ワイモバイルの「スマホプラン」向けAPN情報については以下。
■APN設定内容
APN plus.acs.jp
ユーザ名 ym
パスワード ym
■MSS設定
MMSC http://mms-s
MMSプロキシ andmms.plusacs.ne.jp
MMSポート 8080
APNを選択すると、すぐに4G LTEデータ通信が利用可能に。
文字入力が予想外に「使える」
Jelly Proは「世界最小の4G LTEスマートフォン」をうたうだけあり、QWERYキーボードを使った文字入力などは実用的とは言えなそう…。
と、思っていたけれど、実際にJelly Proの小さな画面上に表示されるQWERTYキーで文字を入力してみると「予想していたよりも遙かに実用的」な範囲。もちろん、画面上のQWERTYキーを見ずに高速な入力ができるわけではなく、パスワード入力などの際に、しっかりと画面上の文字列を見ながら入力すれば、ほぼ打ち間違え無く入力ができた。
また、キーボード入力以外の方法として、音声による入力にも対応しているので、カンタンな検索ワードの入力などなどには音声入力も活躍しそう。
「デュアルSIMデュアルスタンバイ対応」は要注意
Jelly Proは、Webサイトに記載されているスペックの通り、2つのSIMカードで同時にサービスを待受する「デュアルSIMデュアルスタンバイ」(DSDS)に対応するものの、片方のSIMスロットが3G以上の場合、もう片方のSIMスロットは2G専用となるため、日本国内ではDSDSで使うことができない。
→GSMサービスが提供されている海外の国では、片方のSIMカードで4G LTEを利用しながら、もう片方のSIMスロットでGSMサービスを待受して音声通話を利用する。という使い方が可能と思われる。
日本国内向けに発売される機種で「DSDS対応」と言うと、「両方のSIMスロットで3G待受が可能」という意味で使われることが多いので、Jelly ProのDSDS仕様に期待している方はご注意を。
ドコモのVoLTE対応
Amazonにて販売されている正規品の「Jelly Pro」は、ドコモのVoLTEにも対応。特別な設定不要で、ドコモの音声通話対応SIMカードを挿すと、ディスプレイ上には「VoLTE」の表示が。
■ドコモのVoLTEが利用可能
ただし、ワイモバイルのSIMカードを入れてもVoLTEは利用できなかった。また、KDDIのVoLTEサービスも利用できないとのこと。
Jelly Pro主要スペック
サイズ:92.4×43×13mm
重さ:60.4g(バッテリー込み)
カラー:スペースブラック / スカイブルー / パールホワイト
RAM:2GB
ストレージ:16GB
アウトカメラ:800万画素
フロントカメラ:200万画素
ディスプレイ:2.45インチ
解像度:240×432ピクセル
GSM:850 / 900 / 1800 / 1900MHz
W-CDMA:Ⅰ / Ⅱ / Ⅳ / Ⅴ / Ⅷ
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20
TD-LTE:B40
SIMスロット:デュアルSIM(nano×2)
GPS:内蔵
Bluetooth:4.1
FMラジオ:搭載
充電端子:microUSB
OS:Android 7.0
バッテリー:950mAh
Amazon.co.jpでの販売ページは以下にて。
「UniHertz」が正規販売店
Amazonにて販売されている「Jelly Pro」は、販売元が「UniHertz」(Jelly Proのメーカー)となっている商品が正規品。その他の販売元からの購入に関しては正規品ではない可能性がある点にはご注意を。
■「UniHertz」が正規販売店
「ぶら下げ」できる純正ケースも発売中
純正ケースとして、キーチェーンやカラビナなどに「Jelly Pro」をぶら下げて使うことができるケースも発売されている。本体カラーにあわせて、ブラック、ブルー、ホワイトの3色展開。販売価格は約1,500円。