WiMAX 2+「直近3日間10GB」を超えた際の速度制限を回避する方法

本Blogのエントリには、アフィリエイト広告が含まれています。

UQコミュニケーションズは、WiMAX 2+サービスにおける通信速度制限を従来の「3日3GB越えで終日制限」から「3日10GB越えで夜だけ制限」へと変更。

速度制限対象となる条件(容量・時間帯)は制限が緩和される一方で、制限時の速度は従来の「YouTubeのHD動画が見られる程度」とする4-6Mbps(実測)から「1Mbps程度」へと制限時の速度は大幅に低速化する。

■WiMAX 2+:通信速度制限が「3日10GB越えで夜だけ1Mbps」に
WiMAX 2+:通信速度制限が「3日10GB越えで夜だけ1Mbps」に

「通信量を減らす」以外の回避方法:ノーリミットモード対応機種で使う

速度制限の対象となる使い方をしている場合、根本的には通信量を減らす以外に有効な方法は無いけれど、それほど費用をかけずに通信速度制限を回避する方法として、通信速度制限の対象となる時間帯(18時から26時)までの間は、ノーリミットモード対応機種にSIMカードを差し替えた上で、ノーリミットモードで通信を行うという方法がある。

■ノーリミットモード対応のHWD15
ノーリミットモード対応のHWD15

通信速度制限の対象(3日10GB以上を利用)となる場合でも、ノーリミットモードについては従来と変わらずに通信速度制限の対象外となる。

■ノーリミットモードでの通信は速度制限対象外
ノーリミットモードでの通信は速度制限対象外
掲載元:通信モードについて|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+

ただし、ノーリミットモードで利用可能となるWiMAX方式は、通信速度が下り最大13.3Mbps / 上り最大 10.2Mbpsへとサービス開始当初よりも低速化している上、エリア面でもWiMAX 2+方式の方がカバーエリアが広く感じることも多く、ノーリミットモードであれば快適に使える。とは言い難い状況。
→正直に言うと、速度制限状態のWiMAX 2+(最大1Mbps程度)と比べれば快適に使えることを期待していたものの、当初期待していたほどは快適ではなかった。

また、ノーリミットモードに対応する機種は新発売されていない上に、最近の機種は大半がWiMAX自体に非対応となっているので、ノーリミットモードに設定して使える機種が今後発売される可能性は限り無く低い。
※現時点ではWiMAXサービスの停波(サービス終了)はタイミングは未定。

2017年2月時点で購入可能な「ノーリミットモード」対応機種の白ロム価格は以下。

●WiMAX 2+「ノーリミットモード」対応機種

ノーリミットモード対応機種(白ロム)
機種名 発売日 カテゴリ 実売価格
HWD14
2013年10月 モバイルWi-Fiルータ 2,000円 (Amazon)
NAD11
2014年6月 モバイルWi-Fiルータ 1,000円(Amazon)
HWD15
2014年8月 モバイルWi-Fiルータ 2,980円(イオシス)
URoad-Home 2+
2015年3月 ホームルータ 16,000円(Amazon)

※価格は2017年2月2日現在

ノーリミットモード対応のWiMAX 2+ルーターは、モバイル向け(HWD14 / HWD15 / NAD11)は手頃な価格(おおむね3,000円以下)で購入可能。一方、ホームタイプのURoad-Home 2+に関しては白ロム価格が約16,000円となるなど、発売から約2年が経過するも中古端末が安く購入可能とは言い難い。