Xiスマートフォンの販売開始後の爆発的なユーザ数増加によって、人口密集地域を中心に通信速度が低下していたdocomoのXiだけれど、2013年に入ってから下り最大75Mbpsエリアが一気に広がった結果、通信速度の改善が実感できている。
※通信容量の問題もあるので、スピードテストそのものはあまり頻繁に行っていないけれど、明らかに以前と比べて『遅い』と感じることが少なくなってきたな。という印象。
先日、下り最大75Mbpsエリアとなった自宅でも、下り通信速度が35Mbpsを超えることもあり、極めて良好な通信環境となっている。
■自宅でXiのスピードテスト結果
下り:36.45Mbps
上り:9.87Mbps
Ping:75ms
その他、山手線主要駅でのスピードテスト結果がLife with gadgetsさんのBlogエントリで報告されているので、リンクにてご紹介まで。
Life with gadgets : Xiの改善を実感!山手線主要駅でスピードテストをしてきた。
上記のスピードテストは、比較的電波状態の良いポイントを探して測定していることが予想されるものの、人の多い山手線主要駅で下り30Mbps前後/上り5Mbps前後の結果が多く出ているのは、Xiの通信速度がかなり改善した事の裏返しと思う。
従来のdocomoのXiは、通信速度は基本的に下り最大37.5Mbpsとなっており、一部のエリアのみ下り最大75Mbps(あるいは下り最大100Mbps)のサービスが提供されていた。
ドコモは、2013年1月の春モデル発表会にて、下り最大75Mbpsに対応した基地局を一気に増加させることを明らかにしており、対応基地局数は
2013年3月末:4,000局
2013年6月末:10,000局
になる予定が発表されている。
■2013年春モデル発表会のスライド
Xiの下り最大75Mbps対応エリアは2013年になってから非公開となっているけれど、非公開になった代わりにエリアそのものは広がっていることが実感できていて、数ヶ月前のように『Xiが遅い』と感じることが少なくなっている。
通信速度が下り最大37.5Mbps ⇒ 75Mbpsと倍速化されたのは、現在Xi対応端末として販売されている全ての端末が対応している周波数で対応しているため、新しい端末を購入せずとも、Xiの通信速度が改善する。というのは既存のXiユーザにとって朗報。
Xiの下り最大75Mbpsエリアは、都内以外にも札幌、大阪、福岡で広がっていることが実感できており、これらのエリアでは都心よりもユーザが少ないためか、都内と比べて快適な通信速度が得られることが多いのは、東京在住の人間からすると羨ましいなと(^ ^;
下り最大75Mbpsエリアだけでなく、一部エリアで提供されている下り最大100Mbps(一部対応機種では112.5Mbps)エリアについても、順次エリアが拡大していることが確認できている。
札幌市内のXi100Mpbsエリアが拡大していた | shimajiro@mobiler
Xiの下り最大100Mbpsのサービスは、東京を含む東名阪エリアでは2014年4月以降に提供開始予定となっているので、提供開始まであと約1年間ほど時間があり、タイミング的には後になって発表された『下り最大150Mbpsサービス』の方が、早く提供開始となる予定で、個人的にはこちらの方が期待値が高くなっている(^ ^;
Xiの下り最大150Mbpsサービスについては以下エントリにて。
NTTドコモ:Xiの通信速度を2013年度中に下り最大150Mbpsへ高速化予定 | shimajiro@mobiler
都内での通信環境では、都営地下鉄&東京メトロのエリア整備が完了したことで、地下鉄移動中でもケータイを使えるのがアタリマエになったことと合わせて、タイミング良くXiの通信速度が改善されてきたのが嬉しいなと(^ ^)