グローバルIPアドレス利用時のWiMAXとEMOBILE LTEのサービス比較

従来はグローバルIPアドレスが割当られていたUQ WiMAXで、割当されるIPアドレスがプライベートIPアドレスに変更されることがされ、グローバルIPアドレスを利用する際は100円／月のオプションの申込が必要となる旨が告知されている。

UQコミュニケーションズのリリースは以下より。
IPアドレス割り当ての運用変更およびグローバルIPアドレスオプション導入について | UQ WiMAX – ワイヤレスブロードバンドで高速モバイルインターネット

UQ WiMAXと同じく、EMOBILE LTEでもグローバルIPアドレスが利用可能なサービスが提供されているので、両社のサービス内容の比較。

グローバルIPアドレス利用時のWiMAXとEMOBILE LTEのサービス比較

UQ WiMAXが『100円／月』という僅かな追加料金でグローバルIPアドレスを利用可能になるのに対して、EMOBILE LTEで一般的な料金コースである『LTEフラット』とは別に、専用の料金コースとして『ステップグローバルIP』というサービスが提供されている。

EMOBILE LTEの『ステップグローバルIP』は基本料金が3,380円／月で、この料金で2GB／月の通信量が含まれており、以降は2GBごとに2,100円の従量課金となり、この種のデータ通信サービスとしては非常に割高になっており、あまり魅力的とは言い難い。

WiMAXサービスでは従来無料で利用可能だったグローバルIPアドレスが有料化される(9月末まではオプション利用料無料)のは少々残念ではあるけれど、EMOBILE LTEサービスと比べるとグローバルIPアドレス利用のためのハードルが低くなっているのはWiMAXの利点と言えそう。

ちなみに、上記の『グローバルIPアドレスオプション』はUQ本家の提供するWiMAXサービス向けに提供されるもので、各MVNOで同種のサービスが提供されるかどうかは、各MVNOの判断によるとされているので、その点は注意が必要。
※MVNOによっては、UQ本家より以前の段階でプライベートIPアドレスを割当しているMVNOもあるので、グローバルIPアドレスが必要な方は注意が必要。