ソフトバンクモバイルが携帯電話本体代の割賦支払いを誤って『未入金』扱い/発覚から半年後に公表

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ソフトバンクモバイルは、携帯電話を分割購入した利用者を問題なく入金しているユーザを、誤って『未入金』として、信用情報機関に登録していたことを公表している。

ソフトバンクモバイルのプレスリリースは以下より。

信用情報機関への入金登録情報の誤りについて | ソフトバンクモバイル株式会社

この度、弊社システムの不具合により、お客さまにご契約いただいた個別信用購入あっせん契約/割賦購入契約につきまして、分割支払金等をご入金いただいたにもかかわらず、未入金として信用情報機関※1に登録してしまうという事象が発生しておりました。

信用情報が誤って登録されていたことで、クレジットカードの契約を拒否されたり、家や自動車など、高額な買い物をする際にローンを契約することができなくなる。などの影響が発生することが考えらる。

信用情報は既に修正されている。とのことではあるけれど、誤った信用情報の登録によって、本来は何ら問題の無い利用者の支払い能力が『問題あり』とされ、大げさに言えば人生計画が狂ってしまった。という被害者がいても不思議ではなく、信用情報誤登録の対象者にとっては大きな事故になっていた場合もある。

誤登録の件数や、実際の被害状況などはプレスリリースには詳細な情報が掲載されていないけれど、Engadget Japaneseの記事が詳しい。

ソフトバンクが分割払い6万件超を誤って滞納扱い、クレジット審査等に影響。半年公表せず – Engadget Japanese

ソフトバンクは、分割払いの支払い状況を誤って登録し、きちんと支払っているユーザーの情報 6万3133件分を、未払いのユーザーであるとしました。この情報は、信用情報機関(シー・アイ・シーおよび日本信用情報機構)に届けられ、1万6827件、誤った未払いユーザーとして信用情報が照会されました。

誤った信用情報が登録されたのは、63,133件、そのうち信用情報機関に照会があったのは、16,827件。このうち15,782件は2012年12月18日〜2013年3月22日の機関に『未払い』と登録された。(各種数値はEngadget Japanより転載)

ソフトバンクモバイルは、事故の発生を2013年3月には把握していたものの、公表を行ったのは約半年後であり、この発表の前日に開かれた新商品発表会では、信用情報の誤登録に関して、一切情報を公開していなかった。

2013年3月にユーザーからの申告で事態を把握したソフトバンクは、2013年3月末で情報を修正し、正しい情報に書き直しました。

Engadget Japanの記事中でも触れられているように、ソフトバンクモバイルは前日に開催した新商品発表会において、『850日以上重大事故なし』(通信に関する)とアピールしていただけに、発表会の時点で判明していた事故を隠蔽していたともと言える姿勢は不誠実に感じる。

ソフトバンクモバイルは『850日以上重大事故なし』としているものの、『重大事故』の基準ギリギリの事故を2回発生させており、実際にはかなり際どい状態での『850日以上重大事故なし』となっている。

2013年5月、西日本の一部エリアでの障害が発生
ソフトバンク:西日本の一部地域でパケット通信に障害発生 影響時間は1時間58分| shimajiro@mobiler

2013年7月、鹿児島での通信障害が発生
ソフトバンクモバイル:鹿児島県で通信障害が発生/障害発生時間は1時間58分| shimajiro@mobiler

また、買収した『イー・アクセス』については2013年4月に発生した通信障害がおそらく『重大な事故』に相当するものと思われ、グループ全体としては『重大な事故発生なし』の期間は9月末時点で約半年間。という考え方もできる。
※イー・アクセスの事故が『重大な事故』に相当する場合。

イー・モバイルの通信障害:発生時間は約3時間/影響人数は推定約50,000人で『重大な事故』に相当か| shimajiro@mobiler