旅行や出張に便利な小型のWi-Fiアクセスポイント『AtermW300P』がNECおよびNECアクセステクニカから発表された。
NECのプレスリリースは以下より。
出張先、旅行先のホテルで快適・手軽に利用できるWi-Fiポータブルルータ「AtermW300P」を発売 (2013年10月29日):プレスリリース | NEC
『Aterm』ブランドで多数のWi-Fiアクセスポイントを販売しているNECだけれど、小型のWi-Fiアクセスポイントを発売するのは、実は今回が初めてとのこと。
『AtermW300P』の発売についてはINTERNET Watchの記事が詳しいのでご紹介まで。
NEC、Wi-Fiポータブルルータ市場に参入~20gの「AtermW300P」発売 -INTERNET Watch
NECとNECアクセステクニカは10月29日、重量20g、厚み13.3mmのコンパクトなWi-Fiポータブルルータ「AtermW300P」を発表。11月7日発売、店頭価格は3000円台になる見込み。
W300PはIEEE802.11n(2.4GHz帯)に対応し、通信速度は最大で300Mbps。
Wi-Fi側は5GHz帯には非対応で、有線側の通信速度は最大100Mbpsまでに留まる。
INTERNET Watchの記事によると、店頭価格は3,000円台になる見込み。とのことで、同じく小型のアクセスポイントとして発売される予定のエレコムの『WRH-S583』シリーズ(予定価格5,980円)と比べて、安価な価格となる。
関連エントリ:IEEE802.11acに対応する26gの小型のWi-Fiアクセスポイントがエレコムから登場!有線部分は100BASE-TXに留まる | shimajiro@mobiler
NECの発売するW300Pは、写真を見るとあまり小型化されているとは感じなかったけれど、スペック的にはかなり小型・軽量なモデルとなっている。
■W300P(NEC)
幅:43.8mm
奥行:57.6mm
厚さ:13.3mm (業界最薄)
重さ:約20g
■WRH-S583(エレコム)
幅:36mm
奥行:52mm
厚さ:16mm
重さ:約26g
エレコムの『WRH-S583』が『IEEE802.11ac対応』という特長があるのと比べると、NECの『W300P』はスペック的には少々地味な印象は受けるけれど、同社としては初めての小型のWi-Fiアクセスポイントとして、今後の展開にも期待したいところ。
出張や旅行時のホテルで有線回線に接続する、『トラベルルータ』とも言えるジャンルは、モバイルWi-Fiルータ + クレードルの組み合わせでも実現することが可能であり、WiMAX対応のWM3800Rや、Xi対応のBF-01Dなどがクレードルとの組み合わせで固定回線のアクセスポイントに利用することができる。
ドコモが発売する新しいモバイルWi-Fiルータのうち、クレードルに対応する『L-02F』については、クレードル接続にIEEE802.11acに対応しており、クレードル側の有線部分は1000BASE-TX(最大1000Mbps)に対応しているので、モバイルWi-Fiルータとしてだけでなく、小型のWi-Fiアクセスポイントとしても高機能な製品となりそう。
(発売が2014年2月と少々先になっているのが待ち遠しいところ)
携帯できるサイズのWi-Fiルータは、最近いろいろな製品が登場してきているので、個人的には密かに『アツい』と思っている製品ジャンル。
過去に『WL-330gE』(ASUS)などを使っていたものの、その後あまり新製品が出ていなかった印象があるけれど、最近になって複数社から新製品が登場しており、この製品ジャンルが盛り上がったら嬉しいなと(^ ^)
ちなみに、最近購入したトラベルルータは以下の二台。
※利用頻度はどちらもまだそれほど多くないけれど…。
ELECOM:WRH-H300
ELECOM 無線LANルータ ホテル用 300Mbps 5.0GHz対応 ホワイト WRH-H300WH
エレコム 2013-08-05 |
Logitec:LAN-W300N
Logitec 無線LANルータ mobileRouter 300Mbps コンパクト レッド LAN-W300N/RSR
ロジテック 2012-10-06 |