同じように見えて実は違う携帯電話各社の『直近3日間の通信量』に基づく速度制限のまとめ(LTEサービス編)

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携帯電話各社が通信速度を制限する基準の一つである『直近3日間の通信量が1GBを超えた場合』の通信速度制限の内容についてまとめ。
※各社の提供するLTEサービスについてのみ。


2015.2.14 更新

ドコモがXi契約者向けの速度制限(直近3日間の通信量に基づく)を撤廃したのと、KDDIが通信量を1GB ⇒ 3GBに緩和したのを反映


LTEサービスにおける『直近3日間の通信量が1GBを超えた場合』の速度制限まとめ

提供会社
&参照URL
通信量算定期間 通信容量 速度制限内容
ドコモ 当日を含む直近3日間 1GB Xi契約でXi対応機種を使っている場合は速度制限なし
KDDI 前日までの直近3日間 3GB 通信速度を終日制限する対象となる
SoftBank 前日までの直近3日間 1GB 当日6時から翌6時まで通信速度を制限する場合がある
⇒実際には基本的に速度制限を実施
ワイモバイル 24時間ごと 約366MB 当日21時から翌日2時まで通信速度が制限される

2014.2.14 追記
以下の内容は古くなっている(更新を反映していない)ので、参考程度に。
※『基準値が似ていても、実際の制限は各社によって異なる。という趣旨は同じなのでそのまま残しておく。


携帯電話各社の実施する『直近3日間での通信量が多い場合の通信速度制限』は、基本的に算定期間&通信量はほぼ各社共通となっている一方で、通信速度制限の内容については、

ドコモ:制限を実施する場合がある
KDDI:終日速度制限を実施する対象となる
SoftBank:6時 〜 翌6時まで速度制限を実施
EMOBILE:当日21時 〜 翌日2時まで速度制限を実施

となっており、制限内容については各社で異なっている。

制限内容が一番厳しいのはSoftBankで、ネットワーク側の混雑状況や時間帯を問わず『通信速度を1日制限』という内容になっている。

一方で、ワイモバイルについては『当日21時 〜 翌2時まで通信速度を制限』となっており、深夜時間帯以外の通信については、通信速度制限の対象外となる。
※EMOBILE LTEは、2014年5月以降月間の通信量が10GB/月に制限される点にはご注意を。

また、ドコモでは他社と異なり『通信速度が制限される場合がある』としており、直近3日間の通信量が1GBを超えた状態でも、通信速度制限の対象とならない場合がある。通信速度制限の対象となるケースについて、具体的な条件は開示されていないものの、基本的には混雑している時間帯や場所での利用時は、『直近3日間の通信量が1GBを超えている』ユーザが、優先的に通信速度制限を受けるようになっているものと思われる。

そんなわけで『直近3日間で1GBを超えた場合』の通信速度制限の内容は、同じように見えて実際には各社異なる制限が適用される。というお話。
※月間の通信量である7GB/月の制限については各社ほぼ同等となっており、こちらは会社毎に大きな違いは無い。

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