Wi-Fi WALKER WiMAX2+を約1週間使ってみたレビュー

WiMAX 2+に対応したモバイルWi-Fiルータ『Wi-Fi WALKER WiMAX2+』を、主にハイスピードプラスエリアモード(4G LTE + WiMAX2+)で約1週間使ってみたのでレビュー。

■Wi-Fi WALKER WiMAX2+をハイスピードプラスエリアモードで使用
Wi-Fi WALKER WiMAX2+をハイスピードプラスエリアモードで使用

  1. 4G LTE:エリアの広さ&通信速度の速さでかなり快適に使える
  2. Wi-Fi WALKER WiMAX2+を使うより前に、4G LTEに対応したauのモバイルWi-Fiルータ(主に法人向け)Wi-Fi WALKER LTE(HWD11)を使っていたので、エリアの広さ&通信速度の快適さは体感済みだったけれど、Wi-Fi WALKER WiMAX2+をハイスピードプラスエリアモードで使ってみると、改めてauの4G LTEのカバーエリアの広さ&LTE接続時の通信速度の快適さを実感できた。

    Wi-Fi WALKER WiMAX2+を入手してから1週間の間、基本的に『ハイスピードプラスエリアモード』に設定して使っていたけれど、4G LTEまたはWiMAX 2+のどちらかに接続された状態であれば、通信速度に対して不満を感じることは全く無く、今のところはハイスピードプラスエリアモードであれば、かなり快適に使うことが出来るように思う。

    ただし、都内の地下鉄などを使って移動していると、WiMAX 2+に繋がることは少なく、感覚としては基本的に4G LTEで接続されており、WiMAX 2+に対応しているエリアの屋外ではWiMAX 2+に切り替わっていることがある。というようなイメージ。
    ⇒WiMAX 2+のエリア拡大に伴って変わってくるとは思うけれど、現状はWiMAX 2+のエリアはまだまだ穴が多く、ハイスピードプラスエリアモードで利用時は、都内を移動中に4G LTEで接続されることが多かった。

    現時点ではWiMAX 2+非対応となっている都内の地下鉄やトンネル区間でも、4G LTEであれば問題無く利用可能であり、従来はWiMAXの弱点とも言えた地下鉄駅や地下鉄トンネルを移動中にもストレスを感じることが少ないのは、WiMAXを使って地下鉄移動中に不便を感じていたユーザにとってはかなり嬉しい改善と言える。
    ※少なくとも自分が使った範囲では、地下鉄で圏外になることは無かったけれど、全ての地下鉄駅およびトンネルでエリア化されているかは不明。

  3. WiMAX 2+:繋がれば速度は速いけど、エリアが不十分
  4. Wi-Fi WALKER WiMAX2+のメインとも言えるWiMAX 2+については、意外なところで使えるなー。と感じることもある反面、都内でもハイスピードプラスエリアモードで使っている限りは、4G LTEに繋がっていることが多く、エリア的にはまだまだ不十分である。というのが率直な感想。

    基本的にこの1週間は『ハイスピードプラスエリアモード』で使っていたので、WiMAX 2+非対応エリアであっても4G LTEに繋がり、通信速度やエリア面で不満を感じることが無かったけれど、4G LTEに繋がらないハイスピードモードで使っている場合は、WiMAX 2+非対応エリアではWiMAXで通信が行われるため、WiMAXハイパワーに非対応なWi-Fi WALKER WiMAX2+では、従来のモバイルWiMAX対応端末(のうちWiMAXハイパワー対応端末)と比べて、どうしても通信の安定性や速度の面で劣ってしまうことは避けられない。

    そんなわけで、Wi-Fi WALKER WiMAX2+をハイスピードモード(WiMAX 2+とWiMAX)で使ったとしても、WiMAX 2+に接続されていない限りは、従来のWiMAXルータよりも便利と言える要素は(通信的には)無く、現時点では端末のサイズもWiMAXの『URoad-Aero』や『WM3800R』と比べると厚いし大きい。というのは事実なので、Wi-Fi WALKER WiMAX2+をハイスピードモードで使う前提だと、WiMAX 2+のエリア&速度に満足できる方以外にはオススメしにくい。
    ※とは言え、WiMAX 2+対応の初期端末としては端末サイズ、バッテリの持ち、重さなどなどは決して低いレベルではないと思う。(特に、初期のWiMAX対応ルータが時には火傷するような温度で動作していたことを思い出せば…。)

    WiMAX 2+接続時の通信速度については、上りが最大10Mbpsに絞られていることもあって、上りでは(4G LTEやWiMAXと比べて)やや遅いかな?と感じることもあるけれど、下り通信速度についてはかなり快適。

    ただ、4G LTEと比べて快適か?と言われると『それほど大きな違いを感じない』というのがこの1週間使ってみた感想で、4G LTE接続時の通信速度とWiMAX 2+接続時の下り通信速度については、ネットワークの混雑状況による影響の方が大きいものと思う。(少なくとも、WiMAX 2+が下り最大220Mbps対応に高速化されるまでの間は)

そんなわけで、基本的にはWiMAX 2+とWiMAXが使える『ハイスピードモード』をメインで使うことになるであろうWi-Fi WALKER WiMAX2+だけれど、2014年1月〜5月までの間は、ハイスピードプラスエリアモードを利用した月に発生する『LTEオプション』が無条件で無料になるキャンペーンが行われているので、これを積極的に活用しない手は無い。
※これ、発売当初からやっておけば良かったのに…と思わざるを得ない。。。
関連エントリ:Wi-Fi WALKER WiMAX2+の『LTEオプション』が無料になるキャンペーンが開始!通信速度制限には注意 | shimajiro@mobiler

Wi-Fi WALKER WiMAX2+の評判を購入前に調べた限りでは、かなり厳しいレビューを目にすることが多かったのでそれなりに覚悟をしていたけれど、発売開始から二度のファームウェアバージョンアップを経て、通信速度の改善や動作の安定性は徐々に改善されているようにも思う。
※とは言え、端末の使い勝手(特にソフトウェア面)が良いとは、全く思わない。

WiMAXの電波状態が弱いエリアでの通信性能を改善する『WiMAXハイパワー』に非対応となっていることで、従来のWiMAX端末と比べてWiMAXの通信性能は劣る状態で使用することになるWi-Fi WALKER WiMAX2+は、ハイスピードモードで使用時のメリットが『WiMAX 2+に対応』という点に限られてしまうので、WiMAX 2+のエリア内で利用しない限りは、基本的にメリットが無く、WiMAX 2+の恩恵を十分に受けることができるユーザというのは、現時点ではそう多くないように思う。

一方で、既に全国の広いエリアで利用可能になっているauの4G LTEが利用可能な『ハイスピードプラスエリアモード』が利用可能になると、このモードで高速通信が利用可能な通信量は7GB/月に制限されるというデメリットはあるものの、4G LTEのエリアの広さ&実効速度の快適さの面で、ハイスピードモードで利用する場合と比べて、かなり使い勝手が改善され、少々大げさに言えばWi-Fi WALKER WiMAX2+が『ベツモノ』になると言っても過言ではないと思う。

特に、移動中にはそれほど容量の大きな通信をしない、なおかつPCと接続して使ったりモバイルで動画をダウンロードするのはWiMAX 2+に接続可能エリアで使う。という使い方をする場合は、7GB/月の制限に引っかからずにWi-Fi WALKER WiMAX2+をハイスピードプラスエリアモードで使うと、全体的にかなり快適に使うことができると思う。

Wi-Fi WALKER WiMAX2+を使う上で、個人的に心配だった『直近3日間での通信量が1GBを超えた場合の通信速度制限』についても、直近3日間の通信量が1GBを超えた場合に必ず通信速度制限が行われるということでは無く、通信の混雑状況によって通信速度が制限されることがある仕様となっており、少なくともWi-Fi WALKER WiMAX2+を使用した1週間の中では、直近3日間での通信量が1GBを超えたことで通信速度制限を受けたことは無かったので、この制限については個人的にはそれほど心配はしていない。
関連エントリ:Wi-Fi WALKER WiMAX2+の通信速度制限を検証/直近3日間で1GBを超えた場合でも速度制限の影響を受けないことも | shimajiro@mobiler

Wi-Fi WALKER WiMAX2+は、WiMAX 2+に対応したモバイルWi-Fiルータとして初めての製品なので、今後の端末の性能改善および、WiMAX 2+のネットワークのエリア拡大&高速化に期待したいところ(^ ^)