台湾の通信事業者、台湾モバイル(台灣大哥大)のLTEに対応するモバイルWi-Fiルータ『MF910』(ZTE製)を購入してみた。
■購入したモバイルWi-Fiルータ:MF910
■購入情報
購入店舗:台湾モバイル 濟南路二段店(Google Map)
購入商品:モバイルWi-Fiルータ『MF910』
購入価格:3,999台湾ドル(約13,500円)
台湾では、5月末に中華電信が、6月入ってからFar EasTone(遠傳電信)がそれぞれLTEサービスを提供開始したばかりというタイミングでのLTE対応ルータの購入。ただ、残念なことに台湾モバイルは6月3日時点ではLTE対応サービスを提供開始していないのと、既にLTE対応サービスを提供している中華電信やFar EasToneについても、プリペイドSIM向けのLTEサービスの解放は行われていないので、MF910を使ってLTEを試せるのはしばらく先になる。
■対応周波数など
台湾モバイルのMF910が対応する周波数は以下。
LTE-FDD:700/900/1800/2100/2600MHz
W-CDMA:850/900/1900/2100MHz
GSM:850/900/1800/1900Mhz
LTEのカテゴリー4に対応し、下り通信速度は最大で150Mbps、上り最大で50Mbpsとなる。
■パッケージ内容
パッケージにはMF910本体のほか、説明書、充電アダプタ&USBケーブル(写真撮り忘れ)などが含まれている。
台湾モバイルのショップ店頭を訪問して『LTE対応のモバイルWi-Fiルータ(Pocket WiFi)が欲しい』と英語で伝えると、店員が『英語がわからない』と日本語で応答したため、筆談にて購入したい端末を伝えることに。型番(MF910)と特長(4G WiFi)を伝えると、すぐに理解ができたようで目的のパッケージを店内の在庫棚から出してもらうことができた。
※でも、この後のコミュニケーションは英語だったので、単純に『対応の面倒な外国人が来た』と思われただけだったのかもしれない…。
台湾に到着してから台湾モバイルの店舗を5店舗ほど回ってみたけれど、店頭にMF910が展示されているお店は無かったので基本的に『展示は無い』前提で、店員に確認してみた方が良いかもしれない。
■筆談で購入したい端末を伝える
支払をクレジットカードで行ったためか、購入にあたってパスポートの提示が必要となった。
『SIMカードはどうするか?』と聞かれたので『既に台湾モバイルのSIMカードを持っているが、microしかない。どうしたらいいか?(MF910はレギュラーSIM)』と聞くと、台湾モバイル公式の(?)SIMカード変換アダプタを無料で貰うことができた。
■台湾モバイルのロゴの入ったSIMカード変換アダプタ
結果的に、SIMカードは新規購入せずに端末単体だけ定期契約なしに購入が可能だった。
台湾のキャリアショップで端末を購入したのは初めての経験だったけれど、台湾では契約を伴わない端末購入が可能となっているので、旅行客でも非常にカンタンに購入することができた。(コミュニケーションさえできれば)
台湾では、桃園国際空港や松山空港にてプリペイドSIMカードが販売されており『空港でSIMカードの入手』が比較的容易になっている上に、今回体験したようにキャリアショップなどでもカンタンに端末を購入することができるので、プリペイドSIMカード向けのLTE解放が待ち遠しいところ。