香港空港のセブンイレブンでも購入可能なプリペイドSIM『Discover Hong Kong Tourist SIM』が香港滞在中の通信手段として非常に便利だった。
購入したプリペイドSIMカードはこれ。
■Discover Hong Kong Tourist SIM Card(4G LTE対応版)
香港空港では空港内の両替所でもプリペイドSIMカードが購入可能なので、SIMカードの入手に困ることはほとんど無いけれど『Discover Hong Kong Tourist SIM Card』のLTE対応版は有効期間8日間で通信量5GBが利用可能となっており、8日以内の香港滞在であればプリペイドSIMカードの残高などなどを気にせずにデータ通信&香港内の音声通話が使えるのが便利。
例えば、香港空港の両替所にて販売されている中国移動香港のプリペイドSIMカード(販売価格 HKD 80/初期残高 HKD 80)では、データ通信料は1日あたり最大でHKD 28の料金が発生するため、初期残高で利用可能なデータ通信は3日未満の計算となり、3日間以上データ通信を利用する場合は残高追加するなどの手続が必要となる。
関連エントリ:香港国際空港で中国移動香港のプリペイドSIM(LTE対応)を購入!インターネット定額は1日 HKD 28(約360円) | shimajiro@mobiler
『Discover Hong Kong Tourist SIM Card』は、販売価格(定価)がHKD 118となっっており、前述の中国移動香港のHKD 80のSIMカードと比べると、販売価格そのものはやや割高。ただし、データ通信量が5GBで有効期間が8日間となっていることから考えればコストパフォーマンスは悪くない。
PCCWの4G LTEは、2600MHz帯(Band 7)と1800MHz帯(Band 3)が使われている。
このうち、1800MHz帯(Band 3)については日本国内で販売されているドコモ端末でもサポートしている機種が多く、SIMロックを解除したGALAXY JやGALAXY Note EdgeにてPCCWの4G LTEが利用可能となっていることが確認できた。
■SIMロック解除したGALAXY Note EdgeでLTE接続
■SIMロック解除したGALAXY JでもLTE接続
SIMロック解除したドコモ端末では、端末単体での通信は問題無く可能となっていたけれど、テザリングを有効にするとデータ通信が切断されてしまったので、SIMロック解除したドコモ端末でこのSIMカードを利用する場合は注意。
また、ドコモ端末の大半が非対応となっているLTEの2600MHz帯(Band 7)については接続できず、エリアが本来よりも狭かったり通信速度が出にくくなる点は留意する必要がある。とは言え、2600MHz帯に非対応なドコモ端末でもかなり広いエリアでLTEが利用可能で、LTEに繫がらないということがほとんど無かった。
『Discover Hong Kong Tourist SIM』で最低限設定が必要なAPN設定は以下。
APN:pccw
ユーザ名:空白
パスワード:空白
LTE接続時の通信速度についてはかなり快適かつ安定しており、速度やエリアについては特に不満を感じることが無く、香港で使えるLTE対応のプリペイドSIMとしてかなり安心して使えるSIMカード。欲を言えば、販売価格がもう少し安くなれば…とは思うけれど、その点については今後のラインナップ追加に期待。
『Discover Hong Kong Tourist SIM』の4G LTE対応版はセブンイレブンではmicroSIMのみの取扱いとなっているけれど、PCCWのショップなどではnanoSIMについても販売されているとのこと。
Discover Hong Kong Tourist SIM Card | Hong Kong Tourism Board
*HK$69のSIM cardはMicroとNano SIMに対応しています。HK$118のSIM cardはMicro SIMのみとなります。Nano-SIMはCSL, PCCW店舗もしくはカオルーン・ビジターセンターで購入ができます。