台湾で遠傳電信の4G LTE対応プリペイドSIMカードを購入!

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台湾の通信事業者『遠傳電信』(FarEasTone)の4G LTE対応プリペイドSIMカードを購入したので、料金プランや購入方法などの解説。

■台湾の通信事業者『遠傳電信』の4G LTE対応プリペイドSIMカードを購入
遠傳電信のLTE対応プリペイドSIMを購入

遠傳電信の4G LTE対応プリペイドSIMの提供開始は2015年2月に開始されたばかりで、台湾の通信事業者でプリペイド向けに4G LTEを提供するのは台灣大哥大(台湾モバイル)、亞太電信に続いて3社目。
関連エントリ:台湾の遠傳電信、4G LTE対応のプリペイドSIMカードを提供 – 300台湾ドルで通信量1.2GB | shimajiro@mobiler

2015年2月20日の時点では、桃園国際空港にある遠傳電信のカウンターでは4G LTE対応のプリペイドSIMカードが販売されていなかったので、4G LTE対応SIMカードを入手する場合は街中の遠傳電信のショップなどで購入する必要がある。

■桃園空港の遠傳電信カウンターでは4G LTE対応のSIMカードが販売されていなかった
桃園空港のカウンターでは4G LTE対応SIMが販売されていなかった

前述の通り、台湾で4G LTE対応のプリペイドSIMを提供する事業者は台灣大哥大、亞太電信、遠傳電信の3社となるけれど、このうち桃園国際空港で4G LTE対応のプリペイドSIMカードを入手することができるのは、亞太電信のみ。

亞太電信のプリペイドSIMカードの購入については以下エントリにて。
関連エントリ:【台湾】桃園空港で亞太電信のプリペイドSIMを購入 – データ通信量無制限で4G LTEが利用可能! | shimajiro@mobiler

今回、遠傳電信の4G LTE対応プリペイドSIMを購入したのは台北駅の新光三越の裏手にある遠傳電信のショップ。

■新光三越裏の遠傳電信のショップで4G LTE対応プリペイドSIMを購入
新光三越裏の遠傳電信のショップで4G LTE対応プリペイドSIMを購入

プリペイドSIMカードの購入にあたっては、パスポートの他に身分証が必要と言われ、日本の運転免許証を提示してみたけれど、日本の免許証では身分証にならない。と言われて困っていたところ、パスポートに挟まっていた『快速査驗通關』(台湾の出入国をスピーディに行うための証明書)が身分証として使える。とのことで、パスポートと合わせて『2枚の身分証』として取扱いがされ、SIMカードを購入することができた。
関連エントリ:台湾の出入国がスピーディになる『快速査驗通關』を桃園空港で試してみた | shimajiro@mobiler

台湾のプリペイドSIMカードの購入には、パスポートの他にもう1枚身分証明書が必要になる。という話は聞いたことがあったけれど、実際に体験したのは初めてで、日本の運転免許証が無効。と言われたのはかなり意外だった。(街中のショップでもパスポートのみでSIMカードを販売されることがあるので、このあたりは店員の判断によって異なるのかも)

遠傳電信の4G LTE対応のプリペイドSIMは、nano/micro/レギュラーの3パターンに対応しており、現在発売されているスマートフォンやルータであれば、基本的にSIMカードのサイズを気にせずに購入することができる点はカンタン。

今回購入したのは、代金が300台湾ドル(約1,100円)で通信量が1.2GB、データ通信の有効期間が30日間のもの。
遠傳電信のプリペイドSIMカードには、500台湾ドルで販売されているものもあり、こちらは通信量が2.2GB、データ通信の有効期間は同じく30日間となっている。

初回のデータ通信パッケージを使いきるまたは利用期限を過ぎた場合、プリペイド残高をリチャージして、再度インターネット接続用のプランを申込することが可能。再申込用のプランは、180台湾ドルで1.2GB(30日間)、300台湾ドルで2.2GB(60日間)、699台湾ドルで5.0GB(90日間)の3つ。

■リチャージ用のプラン
リチャージ用のプラン

購入した遠傳電信の4G LTE対応プリペイドSIMを、SIMロック解除したXperia Z3 Copmactで利用してみたところ問題無く4G LTEが利用可能。同機種では、テザリングについても利用が可能だった。

■SIMロック解除したXperia Z3 CompactでLTE接続&テザリングが利用可能
SIMロック解除したXperia Z3 CompactでLTE接続&テザリングが利用可能

設定したAPN情報は以下。

APN:internet
ユーザ名:なし
パスワード:なし
※3G対応のプリペイドSIMと同じ

なお、遠傳電信のLTEは1800MHz帯(B3)と700MHz帯(B28)が使われており、遠傳電信のネットワークで便利に使うためにはこの両方の周波数帯に対応した端末で使う方がベター。
※Xperia Z3 Compact SO-02Gは、LTE 700MHz帯(B28)には非対応。

台湾で使える4G LTE対応のプリペイドSIMカードは、桃園空港第二ターミナルで購入可能な亞太電信のプリペイドSIMがデータ通信量無制限となっており非常に魅力的ではあるけれど、桃園空港以外から入国する場合や、データ通信量がそれほど多くない場合については、遠傳電信または台灣大哥大のプリペイドSIMを購入して使うのもあり。

亞太電信のプリペイドSIM(4G LTE対応)の大きな特長の一つは『データ通信量無制限』だけれど、亞太電信の4G LTE対応プリペイドSIMは音声通話に非対応となっているので、音声通話を重視する場合は、遠傳電信または台灣大哥大の4G LTE対応SIMカードを利用するのが便利。

遠傳電信のプリペイドSIMに関する説明は以下にて。
4G 超4代易付卡 – 預付型 – 資費 – 遠傳電信 FETnet