関西国際空港に隣接する商業施設「エアロプラザ」の休憩室にて提供されている、毛布の無料貸出サービスを利用してみた。毛布の無料貸出サービスは、エアロプラザ2Fの休憩所にて行われている。(以前は別の場所で貸出が行われていた)
エアロプラザ内の休憩所の位置をざっくりと説明すると、第一ターミナルからエアロプラザの正面玄関に入って、奥のエスカレーターの左手に見える。シャワールームが併設されているので、シャワールームを目印にすると良いかも。
■関西国際空港「エアロプラザ」2F エスカレーター脇が入口
■エアロプラザ2F 休憩室の様子(深夜23時頃)
休憩室内にはベンチが多数設置されているほか、電源が利用可能な席も(上記写真右側の赤いベンチで使える)若干ながら用意されている。
■休憩室内ベンチの様子
休憩室のベンチは連なっているものの、ベンチ同士をくっつけて簡易ベッドのように使っている旅客はいなかった。(詳細は確認していないけれど、禁止されているのかも。)
ちなみに、関空第一ターミナルではベンチ同士をくっつけて利用することは禁止されている。
エアロプラザ2F休憩室での毛布の無料貸出は23:00から翌日06:00まで。貸出に関するルールでは「翌日6時には必ず返却すること」と記載されている。毛布を借りるためには、カウンターにて貸出記録に名前と出発予定便を記入する必要がある。
■貸出記録表に必要事項(姓名と搭乗予定便)
貸出記録表への記入にあたり、パスポートなどの身分証明書や本人確認書類などの提示は必要が無かった。また、毛布については指定の時刻(翌朝6時)までに返却すれば、エアロプラザ内の休憩スペース以外にも持ち出しもokとのこと。
このため、第一ターミナル到着ロビーにある「KIXエアポートプラザ」や、エアロプラザ内にある有料の休憩スペース「REFRESH SQUARE」などに毛布を持ち込んで使うことも(おそらく)可能。
休憩室のすぐ近くにある「REFRESH SQUARE」に宿泊した際のエントリは以下にて。
■無料貸出される毛布
貸出された毛布は思いのほか厚手のもので、夜が冷えるシーズンには特に重宝しそう。実際、休憩所では翌朝の早朝便を待つと思われる外国人観光客を中心に多数の旅客が仮眠を取っていた。
返却期限の朝6時に毛布を返却した際には、貸出記録簿にたくさんの名前が書かれていたので、相当数の毛布貸出が行われていた模様。
※カウンターのスタッフも日本語が堪能な外国人スタッフだったので、どちらかと言えば外国人観光客向けがメインなのかも。
■毛布貸出に関する注意事項:日本語/英語/中国語/韓国語/インドネシア語(?)
24時間空港である関西国際空港は、関西国際空港と大阪駅前を結ぶバスが24時間運行されているので、大阪駅前やその周辺へのアクセスは深夜早朝であってもそれほど困難ではない。ただし、深夜に市内へ移動するのに不安がある場合や、関西国際空港を早朝に出発する際に前泊する場合など、空港内にて仮眠を取る際には無料の毛布貸出サービスがあることを覚えておくと役立つ。
■関西国際空港↔大阪駅前のバスは24時間運行されている
なお、エアロプラザ内には2017年3月30日より「ファーストキャビン関西空港」がオープン予定。
■ファーストキャビン関西空港
最後に、関空でのベンチ泊に関してはベンチの数や過ごしやすさなどが非常に詳しく紹介されているBlogを発見したのでご紹介まで。