WiMAX 2+対応のモバイルWi-Fiルータに「Speed Wi-Fi NEXT WX04」(NECプラットフォームズ製)が登場するので、WiMAX 2+対応機種(現行世代)の通信速度をモード別にまとめ。
WiMAX 2+対応モバイルWi-Fiルータの通信速度まとめ
機種名 | ハイスピードモード | ハイスピードプラスエリアモード |
---|---|---|
WX04 |
下り最大:440Mbps 上り最大:30Mbps |
下り最大:440Mbps 上り最大: 50Mbps |
W04 |
下り最大:558Mbps 上り最大:30Mbps |
下り最大:708Mbps 上り最大:37.5Mbps |
WX03 |
下り最大:440Mbps 上り最大:30Mbps |
非対応 |
L01 |
下り最大:440Mbps 上り最大:30Mbps |
下り最大:370Mbps 上り最大:37.5Mbps |
※W04は2017年5月に公開されたソフトウェアアップデートを適用した状態。
2017年11月より発売される「WX04」は、Huawei製の「W04」がサポートしている、WiMAX 2+方式における256QAM変調方式に非対応。
このため、下り通信速度ではハイスピードモード(WiMAX 2+)およびハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+とau 4G LTEが利用可)共に、W04にスペック上は劣る。
■UQコミュニケーションズ:WiMAX 2+に256QAMを導入し高速化
ただし、「東名阪の一部エリアから提供を開始」とされるWiMAX 2+における256QAMの具体的な対応エリアは非公開のため、どの程度のエリアが256QAM対応しているのは不明。
■WiMAX 2+:256QAM対応エリアは非公開
「WX04」は、NECプラットフォームズ製のモバイルWi-Fiルータとしては初めて、au 4G LTEにも対応しているものの、モバイルネットワーク側の通信速度(理論値)、前モデルの「WX03」とほぼ同じ。
→唯一、ハイスピードプラスエリアモードにおける上り通信速度が50Mbpsに高速化している。
一方で「WX04」はWi-Fi側がビームフォーミング対応となることで、Wi-Fi側の実効速度改善が期待できる。
Wi-Fi側のビームフォーミング対応が、実際の環境でどの程度通信速度に貢献するのか?は気になるところ。(実際に試すことができ次第レポートの予定。)