日本通信×H.I.S.「変なSIM」、Appleの規約違反でアプリ起動が不可能に→返金対応を実施

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日本通信とH.I.S.の合弁会社「H.I.S.モバイル」が提供する、海外旅行向けのプリペイドSIMサービス「変なSIM」をiOSで利用する際に、アプリが新規にインストールできないほか、既にインストール済みでもアプリが起動できないトラブルが発生。

H.I.S.モバイルのお知らせは以下にて。

iOS版で変なSIMをご利用のお客様にお詫びとお知らせ | H.I.S.モバイル

9月12日より現在までの間、iOS版で変なSIMをご利用の際に、変なSIMアプリがインストールできない、もしくはインストール済みの変なSIMアプリが起動できないという問題が発生しております。
※Android版においての影響はありません。

H.I.S.モバイルではアプリが正常に利用できない原因を調査中としているものの、Appleが提供する「App Store」からのアプリケーションからアプリを提供せずに、本来は認められていない方法でアプリを配信したことが理由と考えられる。

トラブルの発生をうけて、H.I.S.モバイルでは9月12日以降に出発予定の利用者で、まだ通信サービスを購入していない場合、SIMカードの購入代金を返金する。

2018年9月12日以降にご出発予定のお客様において変なSIMをご購入済みで、現時点においてまだ通信プランをご購入されていないお客様につきましては、変なSIMの購入代金をご返金させていただきます。
返金をご希望のお客様は、大変お手数ではありますが、弊社ヘルプデスクまでご連絡をいただきますようお願いを申し上げます。

H.I.S.モバイルの「変なSIM」は、2018年5月1日に提供予定としていたサービス開始を、事前アナウンスなしに2018年7月へと変更する(関連エントリ)など、サービス開始前から不安を感じるスタートだった。

なお、H.I.S.モバイルでは、iOS向けには代替となる海外格安通信サービスを近日中に提供予定とおり、詳細の発表が待たれる。

「変なSIM」の犯した規約違反に関しては以下Blogにて詳細が紹介されている。

Apple Developer Enterprise Program 規約違反による処罰例(H.I.S.モバイル「変なSIM」アプリ) – blue developer

「変なSIM」と同様に、海外渡航時の通信料が割安になるサービスには、香港のMVNOが提供する「AIRSIM」などがあるので、iOSで「変なSIM」を使おうと考えていた方はこれらのサービスを利用するのもアリ。

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