au、FDD-LTEとWiMAX 2+のCAを下り最大590Mbpsに高速化、モバイルWi-Fiルータ「W04」や今後発表のスマホで対応

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KDDIは、2017年5月16日よりau 4G LTEとWiMAX 2+の下り最大440Mbpsを組み合わせることで、下り最大590Mbps対応サービスを提供することを発表。

■下り最大590Mbpsに対応する「W04」
Speed Wi-Fi NEXT W04

下り最大590Mbps対応機種として、KDDIおよびUQコミュニケーションズから発売されている「Speed Wi-Fi NEXT W04」が同日より配信されるソフトウェアアップデートによって下り最大590Mbpsに対応、また今後発売が予定されているスマートフォンなどが下り最大590Mbpsに対応予定。

「4G LTE」と「WiMAX 2+」のキャリアアグリゲーションが進化! 受信最大590Mbpsへ | 2017年 | KDDI株式会社

KDDI、沖縄セルラーは2017年5月16日より、4G LTEの150MbpsとWiMAX 2+の440Mbpsを組み合わせることで、受信最大590Mbps (注1) の高速データ通信サービスを東京都、愛知県、大阪府の一部エリアから順次提供を開始します。
なお、同日より配信するソフトウェアアップデートの適用により、Wi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W04」にて、受信最大590Mbpsをお楽しみいただけます。

FDD-LTEとWiAMX 2+の4*4 MIMO+CAで下り最大590Mbps

KDDIが提供する下り最大590Mbpsサービスは、au 4G LTE(FDD-LTE)と、WiMAX 2+の4*4 MIMOとキャリアアグリゲーションの組み合わせで提供される。

KDDIがWebサイトにて公開しているキャリアアグリゲーションの図で説明すると、以下の図の「WiMAX 2+」の部分が下り最大220Mbps * 2 = 440Mbpsとなり、これに4G LTEの150Mbpsを束ねることで下り最大590Mbpsが実現される。

■4G LTE(FDD-LTE)とWiMAX 2+を組み合わせて高速化
4G LTE(FDD-LTE)とWiMAX 2+を組み合わせて高速化
※図は下り最大370Mbpsの組み合わせ。

W04で下り最大590Mbps対応「ハイスピードプラスエリアモード」は一部無料化

KDDIおよびUQコミュニケーションズでは、au 4G LTEも利用可能となる「ハイスピードプラスエリアモード」を利用した月に発生する「LTEオプション」(月額 1,005円/税別)のオプション料金を、6月1日より新たに提供する契約期間が3年間のプランでは無料とする方針。

ハイスピードプラスエリアモードのオプション料金が無料となることで、利用できるエリアが広がるだけでなく、通信速度もハイスピードモード利用時の下り最大440Mbpsから下り590Mbpsへと高速化するのは嬉しいところ。

下り最大590Mbps、対応エリアは?

WiMAX 2+対応エリアの大多数が下り最大440Mbps対応しているのに対して、下り最大590Mbps対応エリアの展開についてはやや不透明。

KDDIでは、下り最大590Mbps対応エリアを「東京都、愛知県、大阪府の一部エリアから順次提供」としており、具体的な拡大予定については明らかにされていない。

KDDIおよびUQコミュニケーションズによるFDD-LTEとWiMAX 2+を組み合わせた通信速度の高速化は、2016年6月にKDDIから「Speed Wi-Fi NEXT W03」が下り最大370Mbps対応機種として発売されたものの、対応エリア拡大についてはこれまで一度もアナウンスされていない。

キャリアアグリゲーションで超高速通信 | 4G LTE/WiMAX 2+ | au

受信最大370Mbpsは東京都渋谷駅周辺エリアから開始し、愛知県名古屋駅周辺、大阪府梅田駅周辺、山手線主要駅周辺などへ拡大予定。駅構内はご利用いただけない場合があります。受信最大370Mbpsエリアの拡大詳細については決まり次第ホームページでご案内します。

KDDIおよびUQコミュニケーションズが提供する下り最大370Mbpsサービスは、対応エリア内であっても下り370Mbpsが有効になった!と確認できた経験が個人的に無く、実際に恩恵がどれだけあるのか?はやや懐疑的。
(少なくとも現時点では、対象となっているエリアがあまりにも狭いように感じる。)

W03を下り最大370Mbpsでスピードテスト - 国内最速モバイルWi-Fiルーターの実力をチェック
KDDIから発売された「Speed Wi-Fi NEXT W03」(W03)を、渋谷駅周辺の下り最大370Mbps対応エリアなどなどでスピードテストを行ってみた。 ■W03でスピードテスト ■測定条件(共通) PC:MacBook 12インチ(2015) 端末:Speed ...

KDDIの下り最大590Mbps対応エリアが、これまでの下り最大370Mbps対応エリアと同様に「あってないようなもの」となるのか、下り最大590Mbps対応スマートフォンが多数投入されるなどの理由によって、これまでとは違う展開となるのかは不明。当然ながら、高速データ通信が利用できるエリアが拡大して欲しいと願うところ。

W04:Amazonでの白ロム価格は10,000円以下

下り最大590Mbpsに対応する最初の機種となる「Speed Wi-Fi NEXT W04」のAmazonでの白ロム価格は約9,000円。(価格は5月15日時点)

WiMAX 2+サービスは、旧機種で契約中の契約者が新機種を白ロムで購入して利用することも可能なので、最新の通信速度(下り最大440Mbpsや590Mbps)対応機種を利用していない方は、白ロムを購入して最新機種に乗り換えするのもあり。

Amazon.co.jpでのW04販売ページは以下にて。

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