KDDI、ソフトバンクがMVNO向けに回線を提供し、MVNO事業に参入する。と報道されている。
格安スマホに回線貸し出し、ソフトバンクとKDDIも :日本経済新聞
ソフトバンクとKDDI(au)は格安スマートフォン(スマホ)サービスを手がける通信会社向けの回線貸出事業に参入する。ソフトバンクは日本通信と、KDDIはケイ・オプティコム(大阪市)などと交渉に入った。
日本経済新聞の報道によると、ソフトバンクはドコモのMVNOとして『スマホ電話SIM』などを販売している日本通信と、KDDIはケイ・オプティコムと交渉を行っているとのこと。
月額1,000円以下の格安データ通信SIMなどで話題になったMVNOは、その多くがドコモあるいはイー・モバイルの回線を使って提供されており、『月額1,000円以下のデータ通信サービス』については、基本的にドコモ回線のMVNOのみが提供中。
※イー・モバイルのMVNOは基本的に本家サービスの再販というような位置づけで、あまり面白いプランは提供されていない。
ソフトバンクと交渉を行っていると報道された日本通信は、2014年4月にNexus 4 + スマホ電話SIMのセットを月額2,980円(税別)で提供し、大きな反響を得たとしている。
関連エントリ:日本通信 × イオンのNexus 4は『大成功』/サンプル調査では購入者の60%以上が60歳以上 | shimajiro@mobiler
日本通信とイオンのセット販売が成功したのに続いて、家電量販店のビックカメラでも1,000台限定で通信費 + 端末代込みで月額2,830円(税別)のセット販売を行うなど、類似のセット販売が続いている。
ビックカメラのBIC SIM + スマートフォンのセット販売は以下にて。
ビックカメラで端末代込み月額2830円の格安スマホ、1000台限定販売 – ケータイ Watch
ビックカメラは、現在販売している音声通話機能付のSIMカード「BIC SIM」において、利用中の携帯電話番号をそのまま引き継いで利用できるスマートフォンとのセット販売を4月18日に開始した。
従来のドコモ系のMVNOサービスは、どちらかと言えばデータ通信専用の方がメインとなっていたけれど、これらのスマートフォンとのセット販売については音声通話に対応した回線が提供されるため、MNOの回線からMVNOの回線へ乗り換えて使う。という使い方をすることも可能。
iモード端末と比べると割高になりやすいスマートフォンのデータ通信料を抑える目的で、通信速度や通信量を抑えたMVNO系のサービス + スマートフォンの組み合わせはニーズがありそうなので、ドコモ以外の回線を使ったサービスが提供されると面白いかなと(^ ^;