JRバス関東とビィー・トランセグループの共同運行が2014年12月16日より開始され、共同運行に伴って東京駅発のバス停が東京駅高速バスターミナルに変更になるので、バスターミナルの施設などなどをチェックしてみた。
東京駅の高速バスターミナルは2013年12月11日にオープンしたばかりの比較的新しい施設で、公式サイトでの紹介は以下。
東京駅高速バスターミナル GRAND OPEN 2013年12月11日始動
JR東京駅の高速バスターミナルは、JR東京駅の八重洲南口に直結しており、東京駅 〜 成田空港間を結ぶバスとしては最も『東京駅に近いバス乗り場』となる。
※京成バスの東京シャトルは、東京駅の八重洲北口から出て徒歩2,3分ぐらいの距離にあり、雨の日などの地上移動は少々ツライ。(地下道を使うことも可能だけれど、東京駅の地下街は広くて迷いやすい)
■JR東京駅 高速バス乗り場
ターミナル内には、東京駅 〜 成田空港間のバス運行に関するお知らせや時刻表が掲示されていた。
■東京駅 〜 成田空港間のバス運行に関するお知らせ
■時刻表(JRが運行するバスが背景色グリーン)
時刻表によると、JRバスが運行するバスは東京駅 ⇒ 成田空港は1日あたり6便、その他のバスについては平和交通&あすか交通が運行するバスになるので、JRバスが運行するバスは全体から見ると多く無い。また、東京駅発の深夜&早朝便についてはJRバスとの提携後も増便は未定となっているのは少々惜しいところ。
■高速バスターミナル内の売店
バスターミナル内には小さな売店があり、飲食物を購入することが可能。
ただし、営業時間は8:00 〜 23:00となっているので早朝に成田空港へ向かうバスに乗車する場合はターミナルの施設を利用することができない。
■高速バス 待合室
待合室を利用する人が多かったせいか、待合室内は窮屈な印象。同じ高速バスの待合室で言うと、西新宿にあるWILLER TRAVELの高速バス出発ロビーの方が広くて使いやすいように感じた。
■WILLER TRAVELの高速バス 出発ロビー(西新宿)
東京駅のバスターミナルは、そもそも営業時間が6:00 〜 24:30までとなっているので、営業時間外にバスを利用する場合はターミナルの施設を利用することができない。という点では従来のバスと変わりが無く、LCCの早朝便で成田を出発するケースで考えると、メリットは乗り場が東京駅に近くなった。という程度かも。
営業時間という面では、同じく東京駅 〜 成田空港間も運行している京成バスグループの『京成高速バスラウンジ』が4:00 〜 翌日 2:00まで営業しており、深夜早朝を含めてラウンジを利用できる(ラウンジの施設はそれほど快適とは言い難いけれど)点を考慮しても、JR高速バスのバスターミナルはもう少し頑張って欲しい。という印象。
関連エントリ:東京駅 〜 成田空港間のバス『東京シャトル』でも使える『京成高速バスラウンジ』を写真でレポート | shimajiro@mobiler
加えて、乗り場付近にコンビニが見当たらなかったので『出発前に近くのコンビニで飲み物を買う』というのが面倒になりそう…というのが個人的な懸念で、高速バスターミナルの売店の営業時間外にバスに乗る場合、バス停に来る前に飲食物を調達することをオススメ。
※見つからなかっただけで近くにあるかも。
そんなわけで、東京駅を早朝に出発する際に利用することを考えると使い勝手はイマイチな気はするけれど『JR東京駅に直結したバス停から成田空港にアクセスができるようになる』というのは大きな進歩ではあるし、2015年4月からオープン予定の成田空港第3ターミナル(LCCターミナル)の開業にあわせてさらに進化する(具体的な内容は不明)とされているので、今後の動きに期待。