UQ、au 4G LTE対応の「WX04」を発表、Wi-Fiビームフォーミングにも対応、3波CAや256QAMは非対応

UQコミュニケーションズは、WiMAX 2+対応のモバイルWi-Fiルータの新モデルとして、「Speed Wi-Fi NEXT WX04」を発表。

■Speed Wi-Fi NEXT WX04

WX04の特長は、モバイルネットワーク側で「au 4G LTE」（FDD-LTE）をサポートし、WiMAX 2+よりも広いエリアでデータ通信が利用できることと、Wi-Fi側でビームフォーミングに対応することで、Wi-Fi側のスループットが改善している。
※Wi-Fi接続する端末側も、ビームフォーミングに対応している必要あり。

2017年11月1日より、UQコミュニケーションズ公式オンラインストア「UQ WiMAXオンラインショップ」や、既存契約者向けの機種変更受付ページ、MVNO各社にて販売される。

440Mbpsモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX04」の発売 | 【公式】UQコミュニケーションズ

UQコミュニケーションズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：野坂 章雄、以下UQ）は、下り最大440Mbpsの高速通信を実現するモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX04」（製造元：NECプラットフォームズ、以下WX04）を、2017年11月1日より、UQ WiMAXオンラインショップ、機種変更受付ページ（注１）、およびMVNO各社にて順次取扱いを開始することをお知らせします。

au 4G LTEに対応、WiMAX 2+との3波CAには非対応

WX04は、NECプラットフォームズ製のWiMAX 2+対応ルーターとしては初めて、au 4G LTEにも対応しており、WiMAX 2+が圏外または、通信速度が遅くなるエリアでも、au 4G LTEのネットワークに接続してデータ通信を利用することができる。

ただし、au 4G LTEに接続するためには、通信モードを「ハイスピードプラスエリアモード」に設定する必要があり、同モードを利用した月は「LTEオプション」の利用料金が1,005円発生する。「LTEオプション」の利用料金は、契約期間が3年間のプランを契約すると無料となる。

256QAM変調方式も非対応

WX04は、WX03と同じくWiMAX 2+方式での256QAM方式をサポートしていない。よって、WiMAX 2+接続時の通信速度は、下り最大440Mbps / 上り30Mbpsに留まり、W04が対応するWiMAX 2+での下り最大558Mbps（東名阪エリア）に比べて最高速度面では劣る。

「W04」が対応する「下り最大558Mbps」（WiMAX 2+）については以下エントリにて。
WiMAX 2+、256QAMで下り最大558Mbpsに高速化、au 4G LTEとのCAで下り最大708Mbpsも

WX04がau 4G LTEをサポートしたことは嬉しいけれど、WiMAX 2+の256QAMに非対応となっているのは（W04がサポートしているという点を含めて）少々寂しいところ。

■WX04スペック