中華電信、台灣大哥大、遠傳電信の3社から4G LTE対応のプリペイドSIMカードが出揃ったので、台湾の4G LTE対応プリペイドSIMのサービス内容を比較。
台湾の4G LTE対応プリペイドSIMのサービス内容比較
事業者名 | 中華電信 | 台灣大哥大 | 遠傳電信 | 亞太電信 |
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音声通話 | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
周波数帯 (4G LTEのみ) |
900MHz(B8) 10MHz幅 1800MHz(B3) |
700MHz(B28) 20MHz幅 1800MHz(B3) |
700MHz(B28) 10MHz幅 1800MHz(B3) |
700MHz(B28) 20MHz幅 1800MHz(B3) |
4G対応SIM 販売場所 |
市内の取扱店 | 市内の取扱店 | 市内の取扱店 |
桃園空港 第2ターミナル |
プラン |
販売価格:$ 300 通信量:1.2GB 無料通話:$ 120 (網内 $ 2,000) 有効期間:不明 |
販売価格:$ 300 通信量:1.2GB 無料通話:$ 100 (網内 $ 2,000) 有効期間:30日間 |
販売価格:$ 300 通信量:1.2GB 無料通話:$ 100 (網内 $ 2,000) 有効期間:30日間 |
[通信無制限] 4日間:$ 250 6日間:$ 300 8日間:$ 400 11日間:$ 500 13日間:$ 700 15日間:$ 750 |
販売価格:$ 500 通信量:2.2GB 無料通話:$ 150 (網内 $ 3,000) 有効期間:不明 |
販売価格:$ 500 通信量:2.2GB 無料通話:$ 195 (網内 $ 3,000) 有効期間:30日間 |
販売価格:$ 500 通信量:2.2GB 無料通話:$ 195 (網内 $ 3,000) 有効期間:30日間 |
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販売価格:$ 1,000 通信量:8GB 無料通話:不明 有効期間:180日間 |
料金プランは各社横並び – データ通信使い放題は亞太電信のみ
台湾の4G LTE対応プリペイドSIMの料金プラン(データパッケージ)はざっくりと言えば各社横並びとなっているものの、大きな違いとしては亞太電信のみが「データ通信量無制限」のサービスを提供している点。
台湾の大手3社は、3GではプリペイドSIM向けにデータ通信量使い放題のプランを提供しているものの、4G LTE対応サービスではプリペイドSIM向けの使い放題プランを廃止しているので、4G LTEでも使い放題プランが利用可能な亞太電信は、データ通信量の大きな使い方をする場合は非常に魅力的な選択肢と言える。
■亞太電信の4G LTE対応プリペイドSIMの販売価格
亞太電信のプリペイドSIMで利用可能な4G LTEのネットワークは、実質「台灣大哥大」のネットワークとなっているので、プリペイドSIMでの4G LTEサービスについては亞太電信 = 台灣大哥大のLTEと考えて問題無く、エリア的にもかなり広いエリアで4G LTEが利用可能となっている。
亞太電信のプリペイドSIMカードに関する詳細は以下エントリで紹介。
関連エントリ:【台湾】桃園空港で亞太電信のプリペイドSIMを購入 – データ通信量無制限で4G LTEが利用可能! | shimajiro@mobiler
亞太電信のプリペイドSIMでは、台灣大哥大が提供する「キャリアアグリゲーション」にも対応しているので、キャリアアグリゲーション対応機種で使えば、より快適な通信環境が得られる。
■Galaxy S6 edge(台湾版) + 亞太電信のプリペイドSIMで4G+接続
4G LTEのデータ通信が使い放題。という非常に魅力的な亞太電信のプリペイドSIMのデメリットは、音声通話およびSMSに非対応となっている点で、音声通話を利用するためには他社のプリペイドSIMを使うか、VoIPサービスなどを利用する必要がある。
また、4G LTEでメインに使っている周波数帯が700MHz帯(Band 28)となっており、日本向けに発売されている機種では対応機種が多く無い点はネック。国内向けに発売されている機種では、SIMフリーのiPhone 6/6 Plusのほか、ドコモのGALAXY Note Edge、Galaxy S6 edge、ARROWS NX F-02Gなど一部機種が対応している。
音声通話には非対応となっているものの、データ通信に関して言えば「容量無制限」で使える点は非常に大きなメリットで、台北の中心部で3Gのデータ通信が安定しないシチュエーションでも、4G LTEであれば快適なデータ通信が利用可能であることも多く、データ通信メインであれば亞太電信の4G LTE対応プリペイドSIMがオススメの選択肢。
亞太電信以外で、日本から台湾を訪問する方向けにおすすめできそうなのは中華電信の4G LTE対応SIM。理由としては、
・中華電信のプリペイドSIMは、サービスが日本語対応している(関連エントリ)
・1800MHz帯(Band 3)対応機種は国内向けにも多く投入されている
という二点が理由。実際にはまだ利用したことが無いので「良さそう」という程度である点はご了承を。
→近日中には購入して試してみる予定。